ビットメイン、アレオ・ブロックチェーン用マイニング機器で取扱製品を多様化
ビットコイン(BTC)マイニング機器の大手メーカーであるビットメインが、ZKP(ゼロ知識証明)を利用したプライバシー重視のブラックチェーン・プラットフォームであるアレオ(ALEO)向けに設計されたマイナーを立ち上げる計画を発表した。
中国に本社を置く同社は、23日に微信への投稿でこの計画を公表し、現在テストネット段階にあるアレオ用に調整した「アントマイナー」モデルを導入する予定だと述べた。
この出来事に先立ち、ビットメインは最近、9月に社員への支払遅延に関する内部通知を出していたことで注目を集めていた。これはキャッシュフローの問題によるものだと伝えられている。
しかし、同社は現在この問題を解消し、引き続き製品拡大に積極的に動いている。だが、このアレオ用マイナーの具体的なスケジュールはまだ示されていない。
●アントマイナーS21
ビットメインは既に最新のアントマイナーS21を発売しており、一部のマイニング会社はこの新機器に強い関心を示している。
例えば、ナスダックに上場している米国のビットコイン・マイニング企業であるクリーンスパークは10月、S21を大量購入したことを明かし、この新装置が全て設置されれば事業全体の効率が17%超向上する見込みだと述べた。
アレオ・ベースのマイニング機器への動きは、取扱製品を多様化しブロックチェーン分野での新たな機会を模索するというビットメインの戦略に沿ったものだ。
同社は財務的問題を乗り越えながら、ASIC(特定用途向け集積回路)マイニング機器の大手メーカーとして、マイニング・ハードウェア分野の重要なプレイヤーで在り続けている。
ビットメインはマイニング機器の製造に加え、ファウンドリーUSAに次ぐ世界第2位の規模のビットコイン・マイニング・プールであるアントプールも運営している。
(イメージ写真提供:123RF)
This story originally appeared on cryptonews.com.
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