コインベース、BTC出金を週5000ドルに制限との噂を否定

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 コインベースが、ビットコイン(BTC)の出金制限に関する噂を否定し、それらの主張は事実ではないと述べた。同社は、そうした出金制限ポリシーは存在しないとした。

 24日、コインベースがビットコイン出金を週5000ドルまでに制限するポリシーを導入したと主張する、あるX利用者のポストが大きな注目を集めた。このポストはすぐに拡散した。

 このポストは25万回超表示され、リポストは420件超、いいねは2000件弱だった。暗号資産(仮想通貨)研究者のクリス・ブレック氏もこのポストに注目し、誰かこの主張を検証できないかと尋ねた。

 この噂に対し、コインベースは懸念を払拭するため迅速に対応した。同取引所の広報担当者は、これらの主張は「不正確」だと強調し、コインベースの現金残高に変換する際の出金制限ポリシーはないと明言した。

 同氏は、出金制限は一律に週5000ドルに設定されているわけではないとし、支払方法によって出金制限は異なると説明した。同氏はユーザーに対し、正確な情報については、アカウント制限及び出金に関するコインベースの公式ポリシーを確認するよう求めた。

 コインベースのウェブサイトには、コインベースの現金残高(米ドル、英ポンド、ユーロなど)に対して売却できる暗号資産の量に制限はないとも記されている。

 さらに、コインベースからの出金は、出金に用いる支払方法により異なる。米国の顧客は、出金するにはプラスの残高が必要となる。

 また、午前3時頃にはコインベースでシステム検査が行われた。

 出金制限に関するこの根拠のない噂と同時期には、コインベースの取引処理が一時中断していた。

●コインベース、ビットコイン急騰で取引一時中止:予定されたアップグレードがイーサリアム及びERC-20トークンに影響

 コインベースの公式ステータス・ページによると、同取取引所はUTC(協定世界時)23日午後6時頃から取引が困難となった。

 コインベースは1時間足らずで更新情報を出し、問題は修正され、残存する問題がないか自社チームが取引活動を監視しているとした。

 この取引の遅れは、ビットコインが22年5月以来の水準となる1BTC=3万5000ドルに急騰し、市場全体の取引活動が急増する中で生じた。

 しかし、同取引所は現在データベースのアップグレードを行っている。この予定された技術システムのアップグレードは、ET(東部標準時)24日午前3時に予定され、イーサリアム(ETH)、イーサリアム・クラシック(ETC)、そしてEVM(イーサリアム仮想マシン)ネットワーク上の全てのETC-20トークンに関するトランザクションが一時的に遅延する。

 このアップグレードの間、新たなアドレスの作成も一時的にできなくなる。このメンテナンスは最大2時間半続く可能性があると予想されているが、この推定所要時間は修正される可能性があるため注意が必要だ。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/coinbase-dispels-rumors-of-imposed-5000-per-week-limit-on-bitcoin-withdrawals.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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