香港のCSOPビットコイン先物ETF、上昇相場で過去最高の取引高と資金流入に

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 香港の運用会社CSOPのビットコイン先物ETF(上場投資信託)は、最近のビットコイン(BTC)上昇の中、取引高と準資金流入が急増した。

 ヤフーファイナンスのデータによると、CSOPビットコイン先物ETFは24日、1億7587万香港ドルの取引高と1億3800万香港ドルの純資金流入を記録。上場以来最高の取引高と純資金流入額となった。

 以前は、同ETFの1日あたりの取引高は100万-200万香港ドルだった。

 22年12月にローンチしたCSOPビットコイン先物ETFは、香港初のビットコイン先物ETFである。

 CSOPアセット・マネジメントが運用するこのETFは、CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)で取引される標準化された現金決済のビットコイン先物契約に連動する。

 CSOPビットコイン先物ETFの取引活動と資金流入の急増は、ビットコインが上昇を続ける中、その関心と信頼が高まっていることを反映している。

 過去24時間、ビットコインは12%以上上昇し、一時1BTC=3万5000ドルの高値を付けた。

 コインゲッコーのデータによると、ビットコインは記事執筆時、3万4613ドルで取引されている。

●現物ビットコインETF承認が視野に

 最近のビットコイン高騰の背景には、米国での現物ビットコインETFのローンチをめぐる楽観論の高まりがある。

 コインベースのポール・グリュワールCLO(最高法務責任者)は20日、SEC(証券取引委員会)が現物ビットコインETFを承認する日は近いと述べた。

 「法の下で認められるべきであるため、これらの(ETF)申請が承認されることをかなり期待している」と同氏は述べた。

 グリューワル氏は、グレースケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)のETF転換を求めるグレイスケールの申請を拒否する根拠はSECにはないとし、この判決がSECに打撃を与えた指摘。

 20日、コロンビア特別区裁判所が、GBTCをETFに転換しようとしたグレイスケールに有利な判決を確実なものにする強制命令を出す予定であることが分かった。

 SECが上訴を行わなかったことから、ビットコインETFが今後数カ月以内に承認される可能性が浮上した。

 報じられている通り、暗号資産金融サービスプラットフォームのMatrixportは、現物ETFが市場に登場した場合、ビットコインが大きく上昇すると予想している。

 約1200億ドルの時価総額を持つ貴金属ETFと比較し、貴金属ETF投資家の10-20%が通貨安とインフレに対するヘッジとしてビットコインETFへの分散投資を検討した場合、ビットコインETFに120億-240億ドルの資金が流入する可能性があるとMatrixportは予想している。

 「潜在的なETF流入の指標としてテザー(USDT)の時価総額が240億ドル増加すると仮定すると、ビットコインは控えめに見積もっても1BTC=4万2000ドルまで上昇する可能性がある」

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/hong-kong-csop-bitcoin-futures-etf-marks-record-trading-volume-net-inflow-amid-recent-rally.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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