米アマゾン、プライムゲーミングでＮＦＴのエアドロップ実施へ
●会員は無料でゲームＮＦＴを入手可能
Ｅコマース最大手の米アマゾンは、Ａｍａｚｏｎ Ｐｒｉｍｅ Ｇａｍｉｎｇを通じて、ＮＦＴ（非代替性トークン）分野に関わり始めている。
今年４月には、アマゾンがＮＦＴマーケットプレイス開発の最終段階に入っているとも報じられたが、マーケットプレイス立ち上げよりも先んじて、ＮＦＴの取り扱いを一部サービス内で限定的に開始している形だ。
ＮＦＴは、ブロックチェーンゲームで使用できるキャラクターや衣装などがある。例えばＭｏｊｏ Ｍｅｌｅｅ（モジョメレー）は１０月３１日、Ｐｒｉｍｅ Ｇａｍｉｎｇ（プライムゲーミング）で４回目の配布があると発表した。
その他に、Ｂｌａｎｋｏｓ Ｂｌｏｃｋ ＰａｒｔｙやＢｒａｗｌｅｒｓなどのゲームでＮＦＴ配布が行われている。なお、プライムゲーミングはアマゾンプライムの加入者に提供される特典の１つで、ユーザーが完全に無料のゲームや、無料のゲーム内コンテンツを楽しめるものだ。
●最近のＮＦＴ配布事例
例えば、ポリゴン（ＭＡＴＩＣ）チェーン上に構築されたブロックチェーンゲームの「モジョメレー（Ｍｏｊｏ Ｍｅｌｅｅ）」はＡｍａｚｏｎ Ｐｒｉｍｅ Ｇａｍｉｎｇで配信しており、アマゾンプライム会員向けに無料のＮＦＴとゲーム内通貨を提供する。開発元のＭｙｓｔｉｃ Ｍｏｏｓｅは先日、アマゾンと半年間のパートナーシップを締結した。
プライム会員は、１１月２７日までの間、ゲーム内キャラクター（カモノハシチャンピオン）のＮＦＴやゲーム内通貨などの無料パックを請求できる。Ｂｒａｗｌｅｒｓ（ブローラース）も１０月２７日、プライムゲーミングと提携したことを発表した。
プライム会員は１１月２３日までの期間中、カードをベースとして使うプロレス・ゲーム「ブローラース」内で８枚のデッキカードや、３つの戦略、無料のキャラクターなどを獲得することができる。
ブローラースはゲームＮＦＴ特化型ブロックチェーンＷＡＸ（Ｗｏｒｌｄｗｉｄｅ Ａｓｓｅｔ ｅＸｃｈａｎｇｅ）で構築されたものだ。ＷＡＸは２０２２年、暗号資産（仮想通貨）取引所大手ＯＫＸのＶＣ部門「ＯＫＸ Ｂｌｏｃｋｄｒｅａｍ Ｖｅｎｔｕｒｅｓ」から約１５億円（１０００万ドル）を調達している。
――トレーディングカードＮＦＴ化の動きも
ＮＦＴについては、トレーディングカードゲーム（ＴＣＧ）業界がＮＦＴを発行する動きも見られ始めているところだ。例えば、ソラナのＮＦＴマーケットプレイス大手Ｍａｇｉｃ Ｅｄｅｎは今年１０月、トークン化されたポケモンカードを取り扱う計画を発表した。
（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）
CoinPostに掲載された記事を、許可を得て転載しています。
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