暗号資産銀行SEBAの香港支店、SFCから暗号資産サービスの完全ライセンスを取得

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 スイスの暗号資産(仮想通貨)銀行であるSEBAは、完全子会社であるSEBA香港が香港SFC(証券先物委員会)から完全ライセンスを取得したと発表した。

 同社はこの承認を得たことで、デジタル資産と伝統的資産の取り扱いやアドバイザリー業務などの幅広い金融活動を手がけることができる。SEBAはまた、機関投資家やプロの投資家、企業財務、ファンドからファミリーオフィスや富裕層まで、さまざまな顧客層にターゲットを広げている。

 SEBA香港のエイミー・ユーCEO(最高経営責任者)は、金融とイノベーションにおける香港の卓越性に言及し、SFCの最終承認に意気込みを示した。同氏は、「金融、取引、イノベーションの最前線に立つ香港は、以前からわれわれにとって魅力的な場所だった。APAC(アジア太平洋地域)の顧客にサービスを提供することは、当社に不可欠な野心である。われわれは、香港の強固な資本市場と投資・取引への意欲に大きな期待を寄せている」と述べた。

 SEBAのフランツ・ベルグミュラーCEOもこの意見に賛同し、同行がグローバルに展開するためには香港での運営が重要であると主張した。「スイス(FINMA:金融市場監督当局)とアブダビ(FSRA:金融サービス規制当局)で取得した既存ライセンスに加え、SFCからの完全承認とともに香港で新たなライセンスを取得したことを非常に嬉しく思う。この地域の強固な法体制は、暗号資産関連サービスを実施するための強固な基盤を提供している。われわれは今日からそれを開始することを楽しみにしている」と同氏は述べた。

●SEBAのライセンス取得、香港の戦略と歩調合わす

 SEBA銀行は8月、SFCからAIP(原則的承認)を取得し、今回取得した完全ライセンスに一歩近づいたと発表していた。SEBAは、暗号資産の機関投資家向けカストディを積極的に推進しており、ビットコイン(BTC)イーサリアム(ETH)のカストディ・取引サービスを提供するためにスイスの銀行SGKBと提携している。

 一方、世界中で規制当局による監視の目が厳しくなっているにもかかわらず、香港はアジアの金融センター、そして国際的な暗号資産ハブとして繁栄することを目指している。香港の金融規制当局は香港フィンテックウィーク2023で、JPEXのような暗号資産取引所に対する最近の取り締まりにもかかわらず、デジタル規制とWeb3イノベーションのサポートへの粘り強さと自信を示した。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/seba-banks-hong-kong-branch-secures-full-license-for-crypto-services-from-sfc.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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