インド財務大臣、バーチャルG20サミットで暗号資産ロードマップ実施の進捗状況を共有

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 インドのナーマラ・シサラマン財務大臣は、22日にオンライン形式で開催されたG20サミットで、暗号資産(仮想通貨)の規制ロードマップの実施に関する最新の進捗状況を共有した。

 シサラマン氏は、G20が正式にロードマップを採択したと述べ、その進捗状況について定期的に最新情報を提供するグローバル多国間機関の重要な役割を強調した。

●IMF・FSB・FATF、暗号資産ロードマップの実施について定期的に最新情報を提供へ

 インドがG20議長国任期を終え、シサラマン氏はメディアの取材に応じ、IMF(国際通貨基金)、FSB(金融安定理事会)、FATF(金融活動作業部会)は、ロードマップの実施についてG20に最新情報を提供する義務があると語った。

 9月に報じられている通り、IMFとFSBが発表した統合文書は、暗号資産関連活動と暗号資産市場に関連するリスクに対処するための政策提言および基準を示している。

 この文書は、包括的な政策実施ロードマップを提供しており、データ収集、暗号資産政策の評価やプログラムへの統合、支援イニシアチブ、暗号資産の国際枠組みの構築などの側面をカバーしている。

●「まだ始まったばかり」

 シサラマン氏はインドの暗号資産規制措置の計画ついて、まだ初期段階にあると述べた。

 同氏は、暗号資産を監視するため効果的な制度が各国に必要であると主張。G20加盟国だけでなく、世界中のFSB加盟国も参加することが重要だとした。

 シサラマン氏は、各国が独自の暗号資産法を策定する可能性があることを認めつつも、統合文書で指摘されているような暗号資産活動の「全面的な」禁止には注意を促した。

 さらに、暗号資産関連の問題がG20内で注目されていることを考慮し、インドの法整備に関する今後の展開はブラジルの議長国任期中に明らかになるだろうと述べた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/indian-finance-minister-shares-progress-on-crypto-roadmap.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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