BCプロトコルのアルゴランド、Web3推進のためインドで戦略的提携締結

web3_181780095_s.jpg

 分散型ネットワークのアルゴランド(ALGO)は、インドのWeb3基盤を強化するため、同国の主要プレイヤーと提携を結んだ。

 同社のステイシー・ウォーデンCEO(最高経営責任者)はこの重要な動きについて、インドのテクノロジー支援グループであるNASSCOMと提携すると述べた。

 他にも、世界的な起業家支援プログラムのTiEバンガロール、インド初の女性のための銀行マン・デシ財団とも提携するということだ。

 ウォーデン氏はコインデスクの取材に対し、今回の提携はNASSCOMのFutureSkills Primeスキリングハブの下でWeb3機能を促進するものだと語った。このスキリングハブは、IT業界と学界、政府との協力で開発されたデジタルスキリングイニシアチブである。

 さらにアルゴランドは、マン・デシ財団の女性起業家のためにBC(ブロックチェーン)活用クレジットスコアカードとIDシステムを開発する計画であるという。TiEバンガロールとの提携により、アルゴランドはインドのWeb3エコシステムを支援するための教育イニシアチブを提供できるようになると、ウォーデン氏は説明している。

 「わずか1年で、(インドの)主要プレイヤーとの戦略的提携と革新的なBCソリューションは金融包摂への道を開き、十分なサービスを受けていない地域に住む数百万人もの生活に影響を与えることができる」

 アルゴランド・インドの責任者であるアニル・カカニ氏は、組織間連携を構築することでWeb3を強化しようとしていると述べた。また、インドでWeb3ユースケースの開発を目的とした提携にも取り組んでいるとした。

 カカニ氏は、アルゴランドが規制当局に勧告を行うことはないと強調しつつ、インドでCBDC(中央銀行デジタル通貨)が導入されると予想している。

 「私たちはそれをどのように構築できるか見たいと思っているが、プロトコルとして重点を置いているのは現実世界での実用性である」と同氏は述べた。

●AlgoBharat

 アルゴランド財団は3月、インドのWeb3分野における取り組み支援を目的とした「AlgoBharat」という新プロジェクトとともにインドに進出した。

 その際、アルゴランドは女性主導の企業によるBCソリューションの構築を支援するため、SEWA(女性自営者協会)と提携を結んだ。ジャワハルラルネルー工科大学とインド商科大学院も連携し、教員育成プログラムを始動した。

 カカニ氏は当時、インドにおけるWeb3への意欲を理解していると語っていた。「私たちは今年、必ず規制当局と連携する」と同氏は述べた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/blockchain-protocol-algorand-forms-strategic-collaborations-in-india-for-web3-push.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

最新記事
ランキングページ
ビットコイン詳細ページ
イーサ詳細ページ
XRP詳細ページ