スイスの暗号資産企業Valour、24年に20の暗号資産ETPを提供へ

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 DeFiテクノロジーズの子会社であるValourは、20の暗号資産(仮想通貨)ETP(上場取引型金融商品)を導入する計画を明らかにした。

 4日の発表によると、最近のインターネットコンピューター(ICP)のETPのような財団とのコラボレーションや、テーマ別バスケット、ショート・ロングのレバレッジ商品などの提供を計画しているという。

 ETPはアクティブな暗号資産投資戦略に基づくもので、取引所の承認が必要となる。

 同社は11月、ヨーロッパの取引所でリップル(XRP)ETPを12月に立ち上げる計画を発表。Valourの既存商品には、管理手数料が安い暗号資産ETPが多数ある。同社がサポートするトークンには、カルダノ(ADA)、ポルカドット(DOT)、ソラナ(SOL)、アバランチ(AVAX)、バイナンス(BNB)などがある。

 20の暗号資産ETPを追加するという発表と同時に、Valourは11月に市場シェアと運用資産の両方で素晴らしい成績を記録している。

 スウェーデンの取引所における同社の市場シェアは、10月の28%から11月には42.71%に上昇。前月比上昇率は52.54%となった。

 Valourの北欧担当責任者であるジョアンナ・ベリッツ氏は、「この素晴らしい結果は、北欧の投資家の関心に沿った商品を開発することへの当社のコミットメントを反映している。よりアクセスしやすく、ダイナミックな金融エコシステムに貢献できることを誇りに思う」とコメントした。

 8月、Valourはイーサリアム(ETH)・フィジカル・ステーキングETPをドイツ取引所に総経費率1.49%で上場した。これは、21年12月にValourイーサリアム・ゼロをローンチして以来、同社にとって2番目となるイーサリアムETPである。

 これに先立ち、同社は6月にビットコイン(BTC)カーボン・ニュートラルETPをローンチしている。

●世界中で暗号資産ETPが拡大

 デジタル資産プラットフォームFinequiaの最新レポートによると、暗号資産ベースのETPは23年1月から91%増加している。同期間、すでに急成長していた暗号資産市場の上昇率を30%上回った。

 6月時点、166の暗号資産ETPおよびETFが世界16カ国の20の取引所で35のプロバイダーによって上場されている。ブラックロックやフィデリティ、インベスコ、ウィズダムツリーも、投資家を引き付けるために暗号資産ETPの宣伝を強化している。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/swiss-crypto-firm-valour-to-introduce-20-new-crypto-etps-in-2024.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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