ゴールドマン、ブラックロックとグレイスケールのビットコインETFで指定参加者となる見込み
新たな報道によると、ゴールドマンサックスは、2つの重要なビットコイン(BTC)ETF(上場投資信託)のAP(指定参加者)となる可能性がある。
●伝統的金融機関による暗号資産採用
コインデスクが3日午後に発表したこの報道は、関係者の話として、ゴールドマンサックスがブラックロックおよびグレイスケールが申請中のビットコインETFにおいて重要な役割を果たそうとしていると報じている。
ゴールドマンサックスが同ビットコインETFのAPとなることになれば、すでにビットコインETF申請企業のAPを務めることに関心を示しているジェーン・ストリート、JPモルガン、キャンター・フィッツジェラルドを含む多くの企業に加わることになる。
ゴールドマンサックスがビットコインETF領域に関心を示しているというニュースは、ビットコインがおよそ8%下落した波乱の朝を迎えた直後に報じられた。
●波乱の朝
投資サービスプロバイダーMatrixportが、米SEC(証券取引委員会)がすべての現物ビットコインETF申請を却下するとの見解を示す中で、ビットコインは急落した。
「ETF申請企業とSEC職員との間で頻繁に会合が行われ、その結果企業は申請書を再提出しているが、私たちはすべての申請企業がSECの承認に必要な重要な要件を満たしていないと考えている。24年第2四半期までにその要件を満たせる可能性があるが、SECは1月にすべての申請を却下すると予想している」と同社は主張した。
Matrixportの報道は、ソーシャルメディア上で反発の波を引き起こし、多くのユーザーは市場操作に関して同社への調査を求めている。
●現物ビットコインETFの承認時期は依然不明
Matrixportの共同創設者であるジハン・ウー氏は、「Matrixportの報道が1兆円規模の市場を暴落させたと考えるのは非現実的だ。もし誰かがこの暴落を当社の報道のせいだと言うなら、アナリストの専門知識をもっとよく調べることを勧める」とXで述べた。
ウー氏は続けて、ビットコイン下落の考えられる要因として、「Xでの弱気な見方」と「暗号資産(仮想通貨)関連株の予想外の連続急落」を挙げている。
さらに、ビットコインはわずかに回復しており、本記事投稿時点での下落率は約5%程度となっている。
ゴールドマンサックスが他の投資銀行と並んで暗号資産業界にAPとして参加する意欲を示したことは、暗号資産の主流採用への道筋を開くものである。
しかし、現物ビットコインETFがいつ承認されるのか、あるいは承引されるか否かは依然として不明なままだ。
(イメージ写真提供:123RF)
This story originally appeared on cryptonews.com.
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