ブルームバーグ、現物型ビットコインETFの承認確率を90%以上と予想

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 ブルームバーグのアナリストらは、米国での現物ビットコイン(BTC)ETF(上場投資信託)の承認確率について楽観的な見方を強めており、その確率は90%以上であると予想している。

 ブルームバーグETFアナリストのエリック・バルチュナス氏は最新の投稿で、申請企業が相次いで修正書類を提出したことを受け、SEC(証券取引委員会)が申請を却下する可能性についてコメントしている。

 バルチュナス氏は、却下される可能性はわずか5%であるとし、その結果になる可能性はわずかに残っていると主張した。

 同氏は11月、ETF申請企業が一斉に提出した修正書類にポジティブな兆候が見られるとし、承認確率は90%であると予想していた。

 一方、ユーザーがさまざまな結果に賭けることができるプラットフォームであるポリマーケットの参加者は、承認時期に関してあまり楽観的ではない見方を示している。

 ポリマーケットの予測市場では、1月15日までに承認される確率は低下しており、参加者らは承認が延期されるか、あるいは却下されることに約50万ドルを賭けている。

 その結果、前週の承認確率90%から低下した。

●暗号資産市場、ビットコインETFが今週承認されると期待

 暗号資産(仮想通貨)市場の多くは、今週SECが下す重要な決定が最初の現物ビットコインETF承認への道を開くと期待している。現物ビットコインETFは、米国のプロの投資家をターゲットとしている。

 規制商品の導入は、ビットコインに対する大きな需要を引き寄せることが期待される。この決定は、ビットコインの歴史において最も重要な起爆剤のひとつとなる可能性がある。

 報じられている通り、世界最大の資産運用企業であり、現物ビットコインETFの導入を目指す申請企業のひとつであるブラックロックは、10日までに申請が承認されると予想している。

 ブラックロックは、現物ビットコインETFに関する申請書類19b-4を修正した複数の企業のひとつである。

 その他の申請企業としては、グレイスケール・インベストメンツ、ヴァルキリー、アーク21シェアーズ、インベスコなどがある。

 また、Cboe BZX取引所は先週、ヴァンエック、ウィズダムツリー、パンドアセットAG、フランクリン・テンプルトンの申請書を提出した。

 12以上の申請企業が、米国で最初に現物ビットコインETFを発売しようと競い合っている。

 ブラックロック、グレイスケール、フィデリティといった有名発行企業は最近、12月にSECの意見に対処するために修正した申請書類S-1に加え、申請書類19b-4を修正した。

 ETFを正式に導入するためには、19b-4とS-1の両方でSECからの承認を受ける必要がある。

 最近、現物ビットコインETFの承認が近い将来行われるといううわさがある。

 4日午後、TechCrunchのシニア暗号資産レポーターであるジャクリン・メリネック氏は、承認が24時間以内に行われる可能性があると述べていた。

 「この件に極めて近い関係者から、『複数』企業が申請している現物ビットコインETFがSECによって承認される予定であると聞いた。明日結果が出ることを期待している」と同氏は述べた。

 さらに、ロイターの報道によると、投資運用会社、証券取引所、そしてSECは5日、現物ビットコインETFの申請書類をめぐり、最終的な文言修正について議論を行った。これは、来週最初の現物ビットコインETFを承認するためのステップであると考えられる。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/bloomberg-analysts-predict-over-90-chance-of-us-approval-for-bitcoin-etf-polymarket-trims-odds-to-83.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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