ヴァンエックとウィズダムツリーのビットコインETFがDTCCに掲載

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 ビットコイン(BTC)現物型ETF(上場投資信託)の申請企業はSEC(米証券取引委員会)の承認を待っているが、著名な申請企業であるウィズダムツリーとヴァンエックの2社はETFがDTCC(米証券保管振替機関)に掲載された。

 最新のビットコインETFのティッカーの上場はSECがアーク21シェアーズのビットコインETF申請の決定を発表する締め切り日の2日前であった。

・ヴァンエックとウィズダムツリーはDTCC掲載完了

 1月8日、ウィズダムツリーとヴァンエック両社はDTCCへの掲載を完了し、ヴァンエックはティッカーシンボルに$HODLを採用し、ウィズダムツリーは$BTCWに決めた。SECの承認は依然保留中のため、DTCCリストにETFが追加されることは本質的に規制当局の承認を示唆するわけではない。とりわけ、以前ブラックロック、フィデリティ、インベスコ・ギャラクシーのビットコイン現物ETFもDTCCリストに追加されている。

 SEC職員が提出された様式S-1について追加のコメントを出し、SECの承認過程における遅延の可能性に関する懸念が浮上した。しかし、アナリストはこのような行動は必ずしも承認決定に影響を与えるわけではない所定の規制手続きとしてはねつけた。ETF提出者と親交がある人物が共有した見識はSECは計画の変更を伝えていないと示唆している。

・期待が高まる中、BTC価格上昇

 一方、BTC価格は著しく急上昇し、8日に4万7000ドルの水準を破り、過去24時間で8%の利益を記録した。

 この上方移動はETF承認の可能性にまつわる楽観的な心情に起因している。現在の価値は23年の主要暗号資産(仮想通貨)の最高取引値に位置し、ETF承認が強気傾向をもたらすという推測が生まれている。

 以前、スタンダードチャータードは現物ETFの承認は市場に500億から1000億ドルをもたらすと予測した。さらに、同大手銀行は主要暗号資産価格は25年までに20万ドルを超えると予測した。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/vaneck-wisdomtree-spot-bitcoin-etf-secure-dtcc-listing.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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