香港、約10社が現物暗号資産ETFの立ち上げを準備中

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 ハッシュキーグループのリビオ・ウェンCOO(最高執行責任者)は、現在約10のファンド企業が香港で暗号資産(仮想通貨)現物ETFの立ち上げを準備していると明らかにした。

 地元メディアの報道によると、ウェン氏は7-8社のファンド企業が現在、現物暗号資産ETFの立ち上げ準備をすでにかなり進めていると語った。

 香港は暗号資産現物ETFの上場を承認する最初の市場となることで、アジアの有力市場としての地位を確立しようとしている。

 今回の動きに先立ち、香港SFC(証券先物委員会)とHKMA(香港金融管理局)は23年12月、通達文書を通じて暗号資産現物ETFの承認申請を受け付ける準備ができていると発表していた。

 SFCが暗号資産市場において「プロの投資家のみ」を対象とした規制アプローチを採用した18年以降、香港における規制環境は発展している。

 香港の暗号資産に対する姿勢は顕著に変化しており、規制当局は規制を緩和し、投資家の参加を拡大させている。10月、SFCは規定を更新し、より多くの投資家が現物暗号資産ETF投資に参加できるようにした。

●規制当局、個人投資家が現物ETFを購入できるよう取り組む

 SFCのジュリア・レオンCEO(最高経営責任者)は、SFCが個人投資家に現物暗号資産ETF購入を認める方向で検討していると述べ、この方針を確認した。

 同氏は、関連リスクが適切に対処されることを条件に、SFCは効率性と顧客体験を向上させる革新的なテクノロジーを受け入れる姿勢であると主張した。

 SFCとHKMAが発表した共同声明は、暗号資産分野が急速に発展しており、金融の主流になりつつあると指摘している。

 SFCは、暗号資産現物ETFを含む、暗号資産へのエクスポージャーを持つ他のファンドの承認申請を受け入れる意向を表明した。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/10-fund-companies-preparing-to-launch-spot-crypto-etfs-in-hong-kong.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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