BTCマイニング企業のコア・サイエンティフィック、株式市場への復帰目指す

31428402_s.jpg

 米国の大手ビットコイン(BTC)マイニング企業であるコア・サイエンティフィックが、破産から再建している。同社は現在、株式市場への復帰を準備している。

 テキサス州南部地区連邦破産裁判所は、コア・サイエンティフィックの連邦破産法11条に基づく再建計画を承認した。これにより、同社が通常営業を再開し、ナスダック証券取引所に再上場する道が開かれた。16日の発表によると、コア・サイエンティフィックの株式は、「1月末までに」市場に出る見込みだ。

●既存株主が新株式の60%を取得

 承認された計画では、1月23日を基準日とする株主が同社の新たな普通株式と新株予約権を受け取る予定で、これは新株式の約60%を占めることになる。

 該当する新株予約権が現金で行使され、その資金が債務の返済に使われるとすると、同社の既存債務は全て返済されることになる。その結果、同社は再建計画前に約10億ドルの債務を削減できる。

 この再建計画承認の発表に先立ち、同社は23年12月、再建の条件について主要な利害関係者全てと「基本的合意に達した」と語っていた。

 コア・サイエンティフィックのアダム・サリバンCEO(最高経営責任者)はコメントの中で、自社の今後について自信をのぞかせ、成功のための団結とチームのモチベーションを強調した。

 サリバン氏は次のように述べた。

 「ビットコインと高価値計算への需要が高まり続ける中、成長計画を実行し、バランスシートのレバレッジを解消し、優れた規模の効率性を提供することで、株主への価値を生み出したいと考えている」

 法律事務所のゴッシャル&マンジェスが、この破産手続きでコア・サイエンティフィックの法律顧問を務めた。さらに、PJTパートナーズが投資銀行を務めた。

●コア・サイエンティフィックがビットメインと提携

 コア・サイエンティフィックは23年10月、世界最大のビットコイン・マイニング機器メーカーであるビットメインとの新たな提携を発表した。

 ビットメインはこの契約の一環として、同社に5390万ドルを出資し、既に長年続いている両者の関係を拡大する予定だ。

 コア・サイエンティフィックは23年、自社アカウントで1万3762ビットコインをミントした。コア・サイエンティフィックの年次報告書によると、同社は自社所有のビットコイン・マイニング機器約15万8000台を使用している。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/bitcoin-miner-core-scientific-overcomes-bankruptcy-eyes-stock-market-return.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

最新記事
ランキングページ
ビットコイン詳細ページ
イーサ詳細ページ
XRP詳細ページ