マイニング企業コア・サイエンティフィックがナスダック再上場へ

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 コア・サイエンティフィックは、破産後の再建計画を経て、ナスダックに再上場すると発表した。

 発表によると、同社は連邦破産法第11条の適用を経て、財務状態を大幅に強化することに成功した。同社は再建計画の過程で、設備の貸手と転換社債保有者の負債を株式に転換することで、4億ドルの負債削減を実現した。

●バランスシートの強化と再上場計画

 このステップは、同社のバランスシートを改善するために策定された計画の一部である。今後は残りの転換社債の転換や現金によって負債をさらに削減していく見通しだ。

 同社は、1月24日に「ナスダック・グローバル・セレクト・マーケットに普通株式、第1および第2トランシェワラントをCORZ、CORZW、CORZZのシンボルで上場する」予定。

 同社は発表の中で、「コア・サイエンティフィックは、北米最大のビットコイン(BTC)マイニング企業のひとつであり、米国5州に724メガワットの電力を運用する専門データセンターを有している」と述べた。

 続けて、「23年12月31日時点で、ビットコインマイニング事業は16.9エクサハッシュのハッシュレートを稼働させている。また、ホスティング事業は6.3エクサハッシュを稼働しており、合計23.2エクサハッシュとなっている」と述べた。

●コア・サイエンティフィック、生産能力を50%増強へ

 コア・サイエンティフィックのアダム・サリバンCEO(最高経営責任者)は、「今週は、私たちにとって重要な前進の週となる。私たちは再上場し、この先のエキサイティングなチャンスに全力を注いでいく。再編計画を通じて、当社は北米最大かつ最も重要なビットコインマイニング企業としての地位を維持してきた」とコメントした。

 「私たちは、現実的な成長計画を実行し、次の半減期への準備を続け、エネルギーをビットコインマイニングやその他の用途のための高度なコンピューティングへと変換することによって価値を創造する態勢を整えている」と同氏は述べた。

 再編計画によると、同社は今後4年間でビットコインマイニング設備を増強し、高性能なデータインフラによって生産能力を50%以上増加させる計画であるという。

 同社はまた、取締役会を刷新し、それぞれの専門的知識を生かして再建に貢献することを目指すとした。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/bitcoin-miner-core-scientific-announces-post-bankruptcy-comeback-to-return-to-nasdaq.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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