SEC、ブラックロックの現物イーサETF承認判断を3月に延期
SEC(米国証券取引委員会)は、ブラックロックの現物イーサリアム(ETH)ETF(上場投資信託)申請に対する可否判断を3月に延期した。
SECの提出文書によると、ブラックロックの現物イーサリアムETFの新たな判断期限は24年3月10日とされている。SECはその後承認、却下、あるいは規則変更案を却下するべきかを判断するための手続きを開始する。
「証券法第19条では、規則変更案の提出通知の公表から45日以内、あるいはさらなる延期が適切と判断された場合に委員会が設定する最大90日の期間以内と規定している」とSECは説明。
「委員会は、規則変更案とそこで提起された問題を検討する十分な時間を確保するため、規則変更案に対して措置を講じるためのより長い期間を指定することが適切であると判断した」と述べた。
●現物イーサリアムETF承認可否、さらなる延期が予想される
ブルームバーグのETFアナリストであるジェームズ・セイファート氏はSECの延期発表を受け、延期決定は想定の範囲内であると述べた。
「現物イーサリアムETFの延期は、今後数カ月で散発的に起こり続けるだろう。次に重要な日付は5月23日だ」と同氏は述べた。
フィデリティの現物イーサリアムETFもSECによって延期された。18日、SECは提出書類で延期を発表し、判断期限を3月5日に変更した。
フィデリティの申請に関して、「完全に予想通りだ」とセイファート氏はコメントした。
●ゴールドマンサックス、イーサETF承認に楽観的
ゴールドマンサックスでデジタル資産グローバル責任者を務めるマシュー・マクダーモット氏は、今後数カ月のうちに現物イーサリアムETFが承認される可能性について楽観的な見方を示した。
同氏はCNBCのインタビューで、承認を決定づける重要な要因について、「大きな疑問はもちろん、それが証券であると認識されるかどうかが中心となっている。最終的にはそれが承認されるかどうかで決まると思う」と述べた。
同氏は、暗号資産への直接投資と比較して、こうしたETFを通じてビットコインに投資することの費用対効果の高さを指摘した。
「規制を受けた大手企業がビットコインETFを発行する能力を持つことは、市場にとって非常に強力なメッセージである」と同氏は述べた。
(イメージ写真提供:123RF)
https://cryptonews.com/news/sec-postpones-decision-on-blackrocks-spot-ethereum-etf-to-march.htm
This story originally appeared on cryptonews.com.
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