日本政府と日銀、ＣＢＤＣ法律制定の準備を整える

2024/01/31 11:02 cryptonews

　日本は中央銀行デジタル通貨（ＣＢＤＣ）のデジタル円のローンチが近づき、政府と中央銀行が展開のための法律制定の基盤を構築している。

　日本銀行も政府も依然としてＣＢＤＣのローンチを公式に明言していない。

　しかし、最近、日銀はデジタル円の開発を加速させ、明らかに中国のＣＢＤＣの進捗具合を懸念している。

　ＮＨＫによれば、１月に日本政府と日銀はＣＢＤＣの「システム設計」についての初の会議を行った。

　報道によれば、同機関は「将来的な争点」と幅広いＣＢＤＣ関連の「法的問題」について協議した。

　日本政府は将来的な法的障害を避けるために、展開の前にデジタル円ローンチのための法的枠組みを構築することを望んでいるようだ。

　法案は「デジタル円の導入を前提としている」。また、同機関は日本銀行法、刑法、民法に変更を加えることについても話した。

　同行と政府は「２４年春」までに一連の必要な法改正をまとめることを望んでいる、とＮＨＫは報じた。

・日本はデジタル円を展開するのか？

　財務省は２３年１２月に最新のＣＢＤＣ関連会議を行った。「日銀と仲介銀行間の役割分担」について議論したと同省は話した、と日本のコインポストは報じた。

　日銀は「２層構造」の一環として、国内商業銀行にデジタル円発行で重要な役割を果たしてもらうことを望んでいると話した。

　銀行は日銀とデジタル円ユーザーの「間に立つ仲介機関」として機能する。

　政府と日銀は「適正競争を保証しつつ」、デジタル円計画への「民間事業の参加を許可する方法を検討する」計画だ。

　同省職員と日銀総裁らはＣＢＤＣと「他の決済方法」間の相互運用性の選択肢について協議したと思われる。

　また、「セキュリティの確保」と「ユーザー情報の安全な取り扱い」についても話した。「海外決済」オプションの可能性も議題に上がっていた。

　２３年末、決済企業大手マスターカードはＣＢＤＣはまだ一般使用向けの準備は整っていないと主張した。

　（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）

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