ロシア中銀、BRICS加盟国と暗号資産やCBDCの利用を検討

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 ロシアの中央銀行総裁は国際取引を強化するために、「デジタル通貨」の利用についてBRICS(ブリックス)加盟国と協議していると話している。

 RIAノーボスチと1Primeによれば、同行で任期の長いエリヴィラ・ナビウリナ総裁は、中銀は「現在、BRICS加盟国を含む友好的な国々とデジタル通貨を通した海外決済について協議している」と話した。

 「デジタルルーブルのプラッとトフォームを構築したとき」、中銀は「同様の海外プラットフォームと(トークンの)融合の可能性を明確にした」とナビウリナ総裁は言及した。

 ウラジミール・プーチン大統領の重要な支持者であるナビウリナ総裁は以前、いかなる形態の暗号資産の採用にも激しく反対していた。

 暗号資産採掘を阻止することを含め、ロシアで暗号資産に対する中国式の禁止を繰り返し求めていた。

 しかし、最近、同氏の態度が変わった。最新のインタビューで、ナビウリナ総裁はほぼ間違いなく、もっとも暗号資産を支持するコメントをした。以下のように述べた。

 「暗号資産に対する私たちの態度はよく知られている。国内決済での暗号資産の利用には反対している。同時に、海外取引での暗号資産の利用は支援している」。

 海外決済で暗号資産の利用を承認する法案が「下院で協議されている」と総裁は言及した。

 「多くの国がCBDC開発の様々な段階にある」とナビウリナ総裁は言及した。

 また、総裁はデジタルルーブルの進展について楽観論を示した。より多くの商業銀行や民間事業がパイロットへの参加に関心を示していると同氏は話した。次のように話した。

 「すべてが完全に計画通りに進んでいる。金融機関の関心が高まっていることが非常に重要だ。同機関はパイロットへの参加を望んでいる」。

・BRICSと「ロシアに友好的な国々」がCBDCと暗号資産を検討か?

 以前、BRICS加盟国は海外取引での利用のために「デジタル通貨」をローンチする考えを議論していた。

 ロシアを含むBRICSの数カ国は米ドルに代わって中国人民元とアラブ首長国連邦ディルハムを決済ツールとして利用している。

 しかし、ロシア政府は脱ドル化には相互運用可能なデジタル通貨を含む解決策が好ましいと考えている。

 1月初旬、ロシアに対する西洋各国の制裁措置はドルを弱体化させ、デジタルルーブルの採用を強化するだろうと著名なロシア人経済学者は主張した。

 (イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/russias-central-bank-exploring-use-of-crypto-cbdcs-with-brics-allies.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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