ブラックロックのビットコインETF、運用資産が現物型ETFの中でトップに
13日に公開されたデータによって、ブラックロックの現物ビットコイン(BTC)ETF(上場投資信託)であるIBIT(アイシェアーズ・ビットコイン・トラスト)が10万ビットコイン超を集め、激しく競い合っている同分野の中で明確なトップとなっていることが明らかとなった。
●51億ドルに相当する10万5280ビットコインを保有
ブラックロックが提供した公式データによると、同社のIBITは10万5280.3ビットコインを保有している。これは、市場価値で54億ドル超に相当する。
IBITには若干の法定通貨も含まれており、その額は8万698.75ドルだ。
口数に注目すると、IBITの発行済み口数は現在、1億6724万口を超えている。
現物ビットコインETFは、主流の投資家にとってますます採用すべき選択肢になっている。こうしたETFは、詐欺的なサービス事業者への対処や暗号資産の保管といった問題を解消する。
ブラックロックに加え、フィデリティ、ビットワイズ、ヴァンエック、アーク21シェアーズなどの他の資産管理会社も、現物ビットコインETFを立ち上げている。
しかし、ブラックロックのIBITが最も人気が高く、1月11日の開始時の2621ビットコインから3700%増加し、現在は10万5280ビットコインを有している。
●IBITリードの秘訣は手数料か
IBITは、ETP(上場投資商品)分野では新参だ。ビットコインを活用した投資サービスは当初、GBTC(グレースケール・ビットコイン・トラスト)によって人気を得た。
しかし、GBTCの保有ビットコインは大幅に減少した。これは恐らく、同社の手数料が1.5%と、フィデリティの0.35%やブラックロックの0.25%と比べ大幅に高いことが原因だ。
同社サイトの公式データによると、GBTCは現在46万3475ビットコインを保有しており、1月11日の立ち上げ後に保有していた61万9220ビットコインから減少している。
その競争力のある料金を考慮すると、過去1カ月間のデジタル資産投資資金の流入を最も享受しているのはIBITだ。
ファーサイド・インベスターズのブログ記事によると、13日時点でのビットコインETFへの資金流入は、計6億3100万ドルとなっている。
この総額のうち、IBITが4億9310万ドル、フィデリティのFBTC(フィデリティ・ワイズ・オリジン・ビットコイン・ファンド)が1億6360万ドルを集めた。ビットワイズのBITB(ビットワイズ・ビットコインETF)は大きく差をつけられ、1080万ドルで第3位となった。
一方、HODL15キャピタルの最近のレポートで、従来の資産管理会社が大量のビットコインを集めていることが明らかになった。このレポートによると、これらの企業は110億ドル超に相当する21万6309ビットコインを有しており、マイクロストラテジーの保有する19万ビットコインを上回っている。
(イメージ写真提供:123RF)
This story originally appeared on cryptonews.com.
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