現物ビットコインETF、ロビンフッドの暗号資産取引量の5%を占める

robinhood_128211051_s.jpg

 ロビンフッドは13日、暗号資産(仮想通貨)取引全体の約5%が最近導入された現物ビットコイン(BTC)ETF(上場投資信託)によるものであると明らかにした。

 残りの95%は、ロビンフッドの暗号資産部門で実行されたスポット取引から発生している。

 ジェイソン・ワーニックCFO(最高財務責任者)は四半期決済説明会で、「ETFへの関心が高まっているが、これは付随的なものだと思っている」と語った。

 「顧客に選択肢を提供することができ非常に喜ばしく思っている。そうすることで暗号資産に対する市場全体の関心を高め、市場に流動性をもたらすと考えている。要するに、ビットコインETFに本当に満足しているということだ」と同氏は述べた。

 米SEC(証券取引委員会)は1月、11件の現物ビットコインETFを承認。これはデジタル資産分野にとって歴史的な出来事であり、ウォール街をはじめとする金融市場にビットコインへのアクセスを拡大するものである。ロビンフッドは迅速に11件すべてのETFを導入し、顧客への提供を開始した。

 ワーニック氏は、「スポット取引からETFに切り替えたトレーダーもいたが、それはむしろ例外だった。当社は退職金口座でもETFを提供しており、それも取引量の増加に貢献している」と説明した。

●ロビンフッドの第4半期収益が4億7100万ドルに、アナリスト予想を上回る

 第4四半期、ロビンフッドは取引ベースの収益が8%増の2億ドルに達したと報告。この増加の主な要因は暗号資産関連収益で、10%増の4300万ドルに増加している。

 第4四半期全体の収益は24%増の4億7100万ドルで、EPS(1株当たり利益)は0.03ドル。これはアナリスト予想の4億5700万ドル、1株当たり0.01ドルの損失を上回っている。

 同社は説明会の中で、顧客の活動が活発化したことで、名目暗号資産取引量が前年同四半期比で89%増加したと明らかにした。

●海外展開が加速

 ロビンフッドはここ数カ月で国際展開を進めている。同社はまず、英国で株式ブローカーサービスを開始した。その後EU(欧州連合)に暗号資産商品を拡大し、25銘柄以上の暗号資産取引サービスの提供を開始した。

 同社のヴラド・テネフCEO(最高経営責任者)は、取引アプリの内部拡張により、これまでのところ数万人の海外顧客を獲得したと述べた。

 「われわれは、EUと国内の両方で暗号資産への投資を増加させている。改善すべき点は山ほど残っていると思う」と同氏は述べた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/robinhood-spot-bitcoin-etf-crypto-trading-volume-q4-earnings.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

最新記事
ランキングページ
ビットコイン詳細ページ
イーサ詳細ページ
XRP詳細ページ