暗号資産不正プログラム運営集団ロックビットのウェブサイトが削除

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 主要暗号資産(仮想通貨)不正プログラム運営集団ロックビットのウェブサイトが国際的執行機関の組織的取り組みにより削除された。サイトに表示されるメッセージから現在「法執行機関の管理下」にあることが確認される。

 NCA(英国家犯罪対策庁)、FBI(米連邦捜査局)、欧州警察組織、幅広い国際的連合が関与する作戦行動はウェブサイトを標的とし、そのコンテンツを同機関の管理下にあると主張する声明に差し替えた。

 ウェブサイトのメッセージによれば、詳細は後日発表される予定だ。ロックビットの多産で有害なサイバー攻撃への懸念が強まる中、この進展があった。以前、英NCSC(国家サイバーセキュリティセンター)は提携機関と共同警告を発し、同グループがもたらす「長期にわたる脅威」を強調した。

 同社の名前の不正プログラムソフトウェアは22年に世界で「最も展開された不正プログラム変異型」とされ、23年までその猛威は継続した。

・ロックビットはいくつかの目立った攻撃に関与

 ロックビットの悪評は23年初期のロイヤル・メールのハッキングを含む目立った攻撃への関与に端を発する。

 手口は標的の組織から機密データを盗み、主に暗号資産で身代金の要求に応じない限り、データを漏洩すると脅迫することが含まれる。

 ビットコイン(BTC)が当初の優先傾向にあったが、さらなる匿名性を求め、同グループはモネロ(XMR)や他のデジタル資産に移行した。

 ロックビットの削除作戦はサイバー犯罪と対抗するために、国際的法執行機関の総力を実証した。現時点で影響の全容は不明だが、ロックビットや同様のグループの潜在的な抑止として機能している。

 これが永久的な閉鎖となるか、単に一時的な抑制となるかはまだ明らかではない。

 不正プログラムの脅威は進化し続けることを認識することが極めて重要で、個人、組織同様に、継続的な警戒や予防策が必要だ。

 潜在的な攻撃に対する保護として、強力なサイバーセキュリティの実践を続け、定期的にデータをバックアックし、多要素認証の実施が必要不可欠の措置だ。
 
 (イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/crypto-ransomware-operator-lockbit-seized-in-a-global-operation.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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