サークルがNFT活用ゲーム「Overdare」と提携
ステーブルコイン発行企業のサークルと韓国のNFT(非代替性トークン)活用メタバース「Overdare」が提携を結び、ゲームクリエイターがプラットフォーム内でゲーム内Web3ウォレットを作成できるようにする。
26日の発表によると、この提携によりゲームクリエイターはプラットフォーム上で直接USDコイン(USDC)支払いを受け取れるようになる。
バトルロイヤルゲームPUBGの制作会社であるクラフトンが開発したOverdareは、「Create-to-Earn(作って稼ぐ)」型メタバースゲームで、24年後半の発売を予定している。
サークルとの提携は、ゲーム内ウォレットの機能にとどまらない。Overdareは、サークルの「プログラマブルウォレット」を利用することで、クリエイターのIP(知的財産)と収入管理を変革しようとしている。これにより、IP取引が可能となり、USDCでの直接支払いが促進されるため、クリエイターは新たな収入源を作り出すことができる。
サークルのジェレミー・アレールCEO(最高経営責任者)は声明で、「この提携がデジタルエンターテイメントの未来を形作る起爆剤となり、最終的には革新的なWeb3環境を促進すると考えている」とコメントした。
●Overdareのアンリアルエンジン5とNFTマネタイズの融合
ゲーミングプラットフォームRobloxからインスピレーションを得たOverdareはエピックゲームズのアンリアルエンジン5を採用し、AI(人工知能)を活用した作成ツールを提供している。プレイヤーはメタバース内のゲームデザイナーとなり、自分だけのユニークな体験を作り上げることができる。
ゲーム内での作成だけでなく、Overdareは「Create-to-Earn」モデルを採用しており、プレイヤーは自身の創造性を収益化することができる。プレイヤーはデジタル資産を作成し、それをNFTに変えることで、ゲーム内の仮想マーケットプレイスで取引を行うことも可能だ。
また、ライブチャット機能やカスタマイズ可能なアバターも利用でき、プラットフォーム内で自身の個性を表現することができる。
●Overdare Studio、メタバースを構築するクリエイターを支援
Overdareは、ゲーム内のトランザクションを処理するため、独自ブロックチェーン「Settlus」を使用している。SettlusはコスモスSDK(ソフトウェア開発キット)を使って開発された。
Settlusの導入は円滑な取引を可能にするだけではない。インタラクティブコンテンツの認可プロセスを公理化し、クリエイターがブロックチェーン上で収益化機会を得られるようにする。
ゲームの初期段階では、プレイヤーは広大な仮想世界でAIツールを使って複雑なゲームを作り、エコシステムに貢献することができる。
Overdareはまた、「Overdare Studio」を使ってクリエイターを支援する計画だ。Overdare Studioは、プラットフォーム内で没入型のゲーム体験をパーソナライズし、創造するために開発されたツールセットである。
サークルは最近、リスク管理フレームワークに関する懸念を理由に、トロンブロックチェーンでのUSDCサポートを終了すると発表した。この決定は、エコシステム内でのマネーロンダリング疑惑など、トロンを取り巻く懸念を受けたものである。
(イメージ写真提供:123RF)
This story originally appeared on cryptonews.com.
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