スタンフォード大学基金、ブラックロックETF投資でBTC参入

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 スタンフォード大学の投資ファンド「ブライス・ファンド」が、ファンドの7%をビットコイン(BTC)投資に割り当てていることがわかった。

 スタンフォード・ブラックチェーン・クラブのリーダーであるコール・リー氏はXへの投稿で、スタンフォード大学基金が2月にビットコインを4万5000ドルで購入したと明らかにした。

●スタンフォード大学、ビットコインに投資

 リー氏は、ブライス・ファンドに対してブラックロックのビットコインETF(上場投資信託)に関するプレゼンを行い、同大学が2月に4万5000ドルでビットコインを購入したと述べた。

 同氏はプレゼンで、「懐疑的な聴衆に配慮しつつ、客観的に見て強気である」ことに心がけたという。同氏の主張の中心は、ETFの流入、暗号資産(仮想通貨)市場のサイクル、「金融と混乱と戦争」に対するヘッジの提供という3つの重要な要素であった。

 リー氏はビットコインが11万ドルから13万ドルに達すると予想しており、これは「サイクルの完成として現在から140%から180%の上値目標」となると説明。

 「資金流入は絶え間なく続いており、価格が上昇するにつれてさらに加速するだろう」と同氏は述べた。

 ブライス・ファンドは、銀行家チャールズ・ブライスに敬意を表して1978年に設立された学生運営の投資ファンドで、スタンフォード大学基金のかなりの部分を占めている。同ファンドの投資ポートフォリオは、株式、債券、そして最近追加されたビットコインのようなさまざまな資産に及んでいる。

 リー氏はコインテレグラフとのインタビューで、ブライス・ファンドは学生が運営する投資クラブであり、「メンバーのスキルと情熱の範囲内での投資に専念している」と述べた。

 「ブライス・ファンドは、拡張可能なファンドプールの一部である個別運用ファンドであり、投資判断の裁量を学生に与えている。そのため、このETFはブライス・ファンドがビットコインを購入する素晴らしい機会だと思った」と同氏は語った。

 リー氏は、ビットコインが史上最高値の6万9000ドルを超えると、「何十億ドルものショートがカバーされ、人々は過去最高値に興奮し、高値への変動を加速させるだろう」との見解を示した。

 コインマーケットキャップによると、ビットコインは記事投稿時、1BTC=6万4481.85ドルで取引されている。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/stanford-university-endowment-ventures-into-bitcoin-with-blackrock-etf-investment.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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