NY証取、暗号資産企業7RCCの環境配慮型ビットコインETFの上場を提案
NYSE(ニューヨーク証券取引所)は、米SEC(証券取引委員会)に対し、7RCCの環境に配慮した現物ビットコイン(BTC)ETF(上場投資信託)の上場を検討するよう提案した。
暗号資産(仮想通貨)運用会社の7RCCは、ESGに焦点を当てたカーボンニュートラルな現物ビットコインETFを作成している。同ETFはビットコイン80%と炭素クレジット先物で構成される。7RCCは23年12月、SECに申請を行った。
NYSEは13日に書類を提出し、「7RCCの現物ビットコイン・炭素クレジット先物ETFの株式上場と取引」を提案した。
この重要な書類は7RCCにとっての重要な一歩であり、同社は米国における現物ビットコインETF競争に加わることになる。SECは最初の申請から10年以上経った24年1月にようやく11件の現物ビットコインETFを承認した。
この現物ビットコイン・炭素クレジット先物ETFは、顧客にビットコインへのエクスポージャーと炭素クレジットの融合を提供することを目的としており、ユニークな商品となっている。炭素クレジット先物は、いくつかの規制枠組みの下で発行された排出権に連動している。
7RCCの共同創設者兼CEO(最高経営責任者)のラリ・ペルドゥホヴァ氏は、この資産クラスの今後について前向きな姿勢を示した。同氏はブルームバーグのインタビューで、ビットコインが24年末までに20万ドルに達する可能性があるとの楽観的な見通しを述べた。
同氏は、次のビットコイン半減期で1日あたりの採掘量が900BTCから450BTCに減少し、供給が不足するだろうと指摘した。
さらに、暗号資産取引所ジェミニは12月、7RCCのビットコイン炭素クレジット先物ETFのカストディアンであると発表した。
ジェミニは当時のプレスリリースで、同ETFが投資家に「ビットコインの革新的な性質と炭素クレジット先物の進歩的な領域」のバランスを取らせることができるだろうと述べた。
「そうすることで、このETFは投資家にデジタル資産と環境持続可能性への統一的な単一取引アプローチを提供する」と同社は述べた。
(イメージ写真提供:123RF)
This story originally appeared on cryptonews.com.
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