ネクソンのＭＭＯＲＰＧメイプルストーリー、アバランチ上でウェブ３版を立ち上げへ（再掲）

2024/03/17 09:06 cryptonews

　韓国のビデオゲーム開発会社であるネクソンが、アバランチ（ＡＶＡＸ）ブロックチェーン上でメイプルストーリーのウェブ３版を立ち上げ、ユーザー生成コンテンツと新たなゲームプレイの仕組みを追加する計画を立てている。

　メイプルストーリーＮと名付けられたこのバージョンでは、プレイヤーがゲーム内で独自の作品をデザインし共有することができる、とアバランチの公式ブログ記事は説明している。

　２４年にリリースされる予定のこのプロジェクトでは、ネクソンのゲームの専門技術とアバランチのブロックチェーン機能を組み合わせ、新たなインタラクティブ機能でプレイヤー体験を向上させる狙いだ。

●メイプルストーリー・ユニバースのウェブ３版

　このアバランチ上のメイプルストーリー・ユニバースは、有名なウェブ２ゲームでは一般的な機能であるユーザー生成コンテンツを作成する機会をもたらす。メイプルストーリーＮでは、プレイヤーは独自のワールドを構築し、コミュニティへの貢献に対する報酬を得ることができる。

　公式ブログは、「世界中のウェブ２ゲーマーは、アバランチ上で拡張されたゲーム体験を得て、ウェブ３ゲームの可能性に出会うことになる」と予想している。

　アバランチによると、メイプルストーリー・ユニバースは、このエコシステム用に特別設計された専用のアバランチ・サブネットで運営される予定だ。

　メイプルストーリー・ユニバースの提携責任者を務めるアンジェラ・ソン氏は、「アバ・ラボとの提携によって、安定した完全なブロックチェーン・エコシステムを構築し、メイプルストーリＮと共に競争力を強化する様々なｄＡｐｐ（分散型アプリケーション）を安全に提供できるようになる」と述べた。

　アバ・ラボでゲーム責任者を務めるエド・チャン氏は、「ウェブ３において、ネクソン・グループがメイプルストーリー・ユニバースで行おうとしていること以上に大きな機会は想像できない。アバランチで次世代のブロックチェーン・プロジェクトを推進できることを光栄に思う」と述べた。

　「最初の話し合い以来、このビジョンに非常に感銘を受けている。長期的な持続可能性に重点を置くことで、多数のユーザーを容易にオンチェーンに参加させることができる」とチャン氏は述べた。

●ネクソン・アメリカは暗号資産決済に対応

　ネクソン・アメリカは２３年６月、ビットペイが提供するサービスによって、ゲーム内購入で暗号資産への対応を開始したと発表した。

　この発表では、ビットコイン（ＢＴＣ）、イーサリアム（ＥＴＨ）、ライトコイン（ＬＴＣ）、ドージコイン（ＤＯＧＥ）に加え、バイナンスＵＳＤ（ＢＵＳＤ）、ダイ（ＤＡＩ）、ジェミニ・ドル（ＧＵＳＤ）などのステーブルコインを含む対応デジタル資産が明らかになった。

（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）

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