香港の資運用会社2社、共同で現物ビットコインETFを監督当局に申請

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 香港の2つの資産運用会社が共同でSFC(香港証券先物委員会)に現物ビットコイン(BTC)ETF(上場投資信託)を申請した。SFCは、24年第2四半期に「現物」のビットコインETFを承認する準備を進めている。

 資産運用会社のVSFGとバリュー・パートナーズは23日、現物ビットコインETFを共同で申請したと発表。両社は現物ビットコインETFを個人・機関投資家の両方に提供することで、先行優位性を確保しようとしている。

 バリュー・パートナーズのジューン・ウォンCEO(最高経営責任者)は、「バリュー・パートナーズのETF運用における豊富な知識と実績、そしてVSFGの深い経験を活用することで、私たちは特に暗号資産(仮想通貨)において、より多くの投資オプションを顧客に提供し、顧客がこのダイナミックで進化する空間をナビゲートすることを支援する体制が整っている」とコメントした。

 VSFGは、20年6月に規制を受けたビットコインファンドを香港で初めて導入した暗号資産運用会社である。

 1月、中国の資産運用会社ハーベスト・グローバル・インベストメンツは、香港企業のベンチャー・スマート・フィナンシャル・ホールディングスと共に、SFCに現物ビットコインETFの立ち上げを申請した。

●香港の現物ビットコインETF競争
 
 香港は現物ビットコインETFの上場承認において、米国にわずかに遅れをとっている。23年12月、香港規制当局であるSFCとHKMA(香港金融管理局)は、暗号資産ETF申請を検討する準備ができていると述べた。

 Web3投資企業アモニカブランズの会長であるヤット・シウ氏は、SFCはデジタル資産へのアクセスを拡大することに前向きであると述べた。同氏は、現物ビットコインETFは「議論の余地がない」と主張した。

 24年、ハッシュキーグループのリビオ・ウェンCOO(最高執行責任者)は、約10件のファンド企業が香港で暗号資産現物ETFを立ち上げる準備を進めていると明らかにした。

 中国の大手資産運用会社ハーベスト・ファンド・マネージメントの香港子会社は、1月26日に現物ビットコインETFを申請。この申請は、この種のものとしては香港初であったと報じられていた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/hong-kong-asset-managers-together-apply-for-spot-bitcoin-etf-with-sfc.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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