仮想通貨VCパラダイム、新ファンドで約1300億円調達か―「仮想通貨の春」に

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●「仮想通貨の冬」以来最大額に

暗号資産(仮想通貨)ベンチャーキャピタル大手Paradigm(パラダイム)は、新しい投資ファンドのために7.5億ドルから8.5億ドルの資金調達について投資家と交渉中だ。ブルームバーグが報じた。

仮に7.5億ドル(1136億円)に達すれば、このファンドは2022年5月の仮想通貨市場の暴落以降で最大となる。強気相場の再来を象徴する水準だ。

Paradigmは今年、ゼロ知識証明スタートアップのSuccinct Labsの5,500万ドルの資金調達ラウンド(3月中旬)、ウェブ3インフラ・スタートアップのPrivyの1800万ドルのシリーズA(2023年11月)など、クリプトのスタートアップの多数の資金調達を主導してきた。

また、最新ではイーサリアムのL2「Optimism」利用の分散型SNSのプロトコル「Farcaster」にも投資するようだ。

パラダイムによる業界セクター特化ファンドについては、2021年11月に仮想通貨企業やプロトコルに特化した25億ドルのベンチャーファンドを設立し運用。一方、2022年初頭までにSBFが経営破綻したFTXに総額2.78億ドルを投資していたが、破綻後にFTXへの投資をゼロ価値にした事例もある。

パラダイムは、取引所コインベースの創設者Fred Ehrsam氏と、VC大手セコイアのパートナーであるMatt Huan氏に立ち上げられた業界最大手のVCだ。

(イメージ写真提供:123RF)

https://coinpost.jp/?p=521174

CoinPostに掲載された記事を、許可を得て転載しています。

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