ＤＥＸアグリゲーターのワンインチ、暗号資産デビットカードの投入でマスターカードと提携（再掲）

2024/04/14 09:06 cryptonews

　分散型交換所アグリゲーターのワンインチは暗号資産（仮想通貨）ユーザーがオンラインおよび対面で購入できるデビットカードを発表した。このカードは決済大手マスターカードを利用し、バーンクスとの提携で開発された。

　４月８日の発表によれば、ワンインチ暗号資産カードでユーザーはサポートされたＡＴＭで暗号資産と法定通貨間の変換を通し、シームレスに出金することができる。

　「これは多数のユーザーを分散型金融（ＤｅＦｉ）に参加させる大きな一歩だ」とワンインチの共同創設者セルゲイ・クンツ氏は話した。

　「ワンインチカードで、ユーザーはＤｅＦｉと従来型金融両方の利益を享受することができる」。

　さらに、暗号資産保管企業レジャーも利用するバーンクスの「クリプトライフ」カードがワンインチカードを発行する。シームレスな暗号資産と法定通貨間の変換を提供することに加え、ワンインチカードは物理的また仮想の形式で提供される。

　「バーンクスはマスターカードとの提携でクリプトライフカードをワンインチユーザーのエコシステムに統合することをうれしく思い、提携の成功を楽しみにしている」とバーンクスとクリプトライフＣＣＯ（最高商務責任者）のサイモン・ジョーンズ氏は言及した。

　通常のデビットカードのように、暗号資産カードは日常の取引に必要な番号、有効期限、カード認証コードがある。決済されると、暗号資産は素早く、安全に法定通貨に変換され、ユーザーは法定通貨を利用して商品やサービスの支払いをすることができる、と同社は言及した。

　さらに、カード保有者は世界中のマスターカードを受け入れるＡＴＭで物理的またデジタルのワンインチカードで出金することができる。

　「マスターカードの一流の技術と基準を利用し、ワンインチカードは刷新的な方法でＷｅｂ２とＷｅｂ３の世界を接続している」とマスターカードのシニアバイスプレジデントのクリスチャン・ラウ氏は話した。

　まず、暗号資産カードは英国と欧州経済領域（ＥＡＡ）国の暗号資産ユーザーに利用可能となる。しかし、同社はカードがサポートする暗号資産については言及しなかった。

　（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）

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