トンコイン、テレグラムがIPO検討との報道で史上最高値に到達(再掲)

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 テレグラムの創設者がIPO(新規上場)を検討しているという憶測がある中、トンコイン(TON)は史上最高値に達した。

 コインマーケットキャップによれば、TONの価格は短時間7ドルを超え、歴史的記録を破った。TONの時価総額はカルダノ(ADA)の時価総額を超え、現在、ADAとアバランチ(AVAX)より上位につけ、市場で9番目の規模のコインだと統計は示している。

 現在の取引価格は過去24時間で6.8ドルまで0.3%下落したが、1日の取引高は20%増加し、投資家間での人気が明らかになった。

・テレグラム上場計画:パーヴェル・ドゥーロフ氏

 3月に発表されたファイナンシャル・タイムズ(FT)の報道で、テレグラムの創設者パーヴェル・ドゥーロフ氏は個人的な売却の代わりにIPOへの関心を示唆した。テレグラムは最終的に利益を上げる、とドゥーロフ氏はFTとのインタビューで述べた。

 「24年でなければ、25年に利益を出すことを望んでいる」とドゥーロフ氏は話した。同氏は会社全体を所有し、現在、テレグラムの月間アクティブユーザーは9億人で、「数億ドル」を稼いでいるとドゥーロフ氏は公表した。

 また、同社は世界のテクノロジーファンドを含む見込み投資家から300億ドルを超える評価オファーを受けている、とドゥーロフ氏は明らかにした。オファーを受けたにもかかわらず、同氏は独立性を維持するため、プラットフォームを売却しない決定をした。

 「収益化を始めた主な理由は独立性を維持したいからだ」とドゥーロフ氏は説明した。「一般的に言って、テレグラムの価値へのアクセスを民主化するための方法として(IPOに)価値があると考えている」と同氏は付け加えた。

・米国でのIPOの可能性

 さらに、テレグラムの戦略的計画に詳しい2つの情報源は、同社が採算性を達成し、市場状況が好ましければ、おそらく米国での上場を目指すと示唆した、とFTは報じた。

 パーヴェル・ドゥーロフ氏はスケジュールや可能性のある上場場所を特定しなかったが、同社はIPOの複数の選択肢を検討している、と同氏は言及した。

 さらに、ニューヨークでの上場の前に、個人投資家に株式を配分したレディットの最近の戦略を反映し、IPOの際には、テレグラムは献身的なユーザーに株式を提供する可能性があるとドゥーロフ氏は表明した。

 (イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/telegram-linked-toncoin-ton-hits-ath-amid-ipo-speculations.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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