暗号資産のＯＲＥ、バージョン２のため採掘停止―ソラナのネットワーク遅延で（再掲）

2024/04/20 15:06 cryptonews

　暗号資産のＯＲＥはネットワークの混雑状態の問題に対処するため、ソラナブロックチェーン上での採掘運営を停止した。

　ＯＲＥ開発者のＨａｒｄｈａｔ　Ｃｈａｄ氏の一連のＳＮＳの投稿によれば、採掘の停止はプロトコルの急速な採用によって引き起こされた最近のソラナ上の混雑状態を緩和することを目的としている。

　「採掘すべてを停止する決定をした。直ちに効力を発する。これはソラナ、ＯＲＥ保有者の利益を最優先した行動で、バージョン２への最短の道のりだ」と同投稿者は発表した。

・ＯＲＥはソラナに前例のないアクセス量をもたらす

　プロトコルはまず実験的試みとして、２週間前にハッカソン中に導入された。取引数に基づくと、ローンチ以来、ソラナネットワーク上で急速に最も活発に利用されたプログラムになった。

　さらに、ＯＲＥはブロックチェーン史上で他のスマートコントラクトよりもソラナのメインネットに高い負荷を生み出した、とＨａｒｄｈａｔ　Ｃｈａｄ氏は言及し、ネットワークのアクセス量への重大な影響に対処している。

　「この実験はソラナのネットワークスタックでバグを特定する役に立ち、プルーフ・オブ・ワークは楽しく、公平なトークン分配メカニズムになり得るという私の中核の主張を立証した」とＨａｒｄｈａｔ　Ｃｈａｄ氏は話した。

　「この実演も終わり、バージョン２のためにシステムの最適化に取り掛かるのが適切だと考えている」と同氏は話した。

・提案されたバージョン２で何が改善されるのか

　最近の難易度のアップデートは新しいコントラクトの設計の必要性を明らかにした。現在、運営停止は開発者にデータの分析、チームの招集、バージョン２の改良に集中的な努力を行うのに必要な時間を与えている。

　「バージョン２のコントラクトは現在のシステムの最上位３つの問題に対処することを目的としている。１．一部のマイナーに非対称エッジを与えるために、コードの非効率性が圧縮されていた」とＨａｒｄｈａｔ　Ｃｈａｄ氏は述べた。

　「２．現在トークンを保有す構造的なインセンティブがない。ＯＲＥを保有するマイナーは採掘時に優位であるべきだ」と同氏は話した。「３．難易度の変更はアルゴリズムか自分で選択するかのどちらかであるべきだ。投票よりもはるかに偏りが少なくなる」。

　報酬請求の期限はなく、既存のＯＲＥトークンすべてはバージョン２の新しいトークンに対する１対１のアップグレードの対象となる、とＨａｒｄｈａｔ　Ｃｈａｄ氏は保証した。バージョン２のさらなる詳細は数週間後に共有される。

　（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）