ルワンダのCBDCが具体化か、同国中銀がトークン化されたリテール型CBDCを調査

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 ルワンダが、CBDC(中央銀行デジタル通貨)採用の実現可能性を研究し、リテール型CBDC導入の利点、リスク、実用性を調査している。

 BNR(ルワンダ中央銀行)は8日、ルワンダにおけるCBDCの機会を評価する実現可能性報告書を公開した。同行は最新の革新的技術を採用しており、このCBDCは現地の規範や条件に合わせたものだ。

 「この実現可能性調査で、ルワンダの決済環境に改善の機会があることが明らかになった。特定された利点は、これらの機会への対応に適している」とこの報告書は記した。

 同行は、「他の機会よりも確実に達成でき、強い根拠に基づく」CBDCの4つの「利点」を指摘した。

 これには、停電やネットワーク障害に対する回復力の増強、他の競合CBDCとの間の競争と革新の向上、キャッシュレス経済実現への貢献、そしてより迅速で、安価で、透明性のある国際送金の発展などが含まれる。

 BNRは、中央アフリカ諸国におけるCBDC導入の課題も明らかにした。「この調査で特定された、懸念のレベルが高く緩和策がほとんどないリスクは、国民、金融サービス事業者、商人によるCBDC採用に関連するものだ」

●CBDCの低い採用率のリスク

 同行は、ルワンダ国民にシンプルな形でCBDCを明確に説明すると強調した。また同行は、CBDCの採用のリスクは対処が必要な「複雑な問題」だと述べた。

 「CBDCは、公的通貨と民間通貨の双方の利点を組み合わせることで、摩擦の無いユーザー体験を提供するはずだ。あるいは、CBDCのユーザー体験はモバイル決済を模倣することもできる。BNRはEMI(電子マネー機関)の競争相手とみなされるべきではないので、この場合は慎重にバランスをとる必要がある」と同行は付け加えた。

 さらに、これらの問題に対処するため、BNRはオープンなプログラム可能性を備えたトークンベースのCBDCモデルを推奨している。同行はオフラインで機能するCBDCも提案している。これは、「インターネット接続に依存しない」ブルートゥースやNFC(近距離無線通信)を利用するものだ。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/rwandas-cbdc-taking-shape-central-bank-explores-tokenized-retail-cbdc.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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