４日午前９時２０分現在の暗号資産（仮想通貨）は、ビットコイン（ＢＴＣ）が１ＢＴＣ＝９７４万円前後（過去２４時間比３．０％安）、イーサリアム（ＥＴＨ）が１ＥＴＨ＝５３万３０００円前後（同３．５％安）、ＸＲＰ（ＸＲＰ）が１ＸＲＰ＝７５円台半ば（同３．６％安）となっている。

　３日の主要な暗号資産は軟調に推移した。朝方のビットコインは６万２０００ドルの攻防となっていたが、まとまった売りに押されて昼すぎには６万１０００ドルを割り込み、その後も下値を模索。夜には６万ドルを割り込み、６月２５日以来の安値を付けた。イーサリアムは３２００ドル台半ばまで下落し、５月以来の安値を付けている。

　特に目新しい材料は観測されていないが、パウエルＦＲＢ（米連邦準備制度理事会）議長がＥＣＢ（欧州中央銀行）フォーラムで早期利下げに慎重な姿勢を示したことが嫌気されたとの見方があった。

　一方で、資産運用会社のビットワイズが３日、イーサリアム現物ＥＴＦ（上場投資信託）のフォームＳ－１（目論見書）を修正し、ＳＥＣ（米証券取引委員会）に提出したと伝わり、月内にも上場するとの思惑も広がっている。

（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）