<今日の仮想通貨市況>BTC、5万5000ドル割れで買い戻し優勢に

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 9日午前9時15分現在の暗号資産(仮想通貨)は、ビットコイン(BTC)が1BTC=910万円前後(過去24時間比1.8%高)、イーサリアム(ETH)が1ETH=48万6000円前後(同3.3%高)、XRP(XRP)が1XRP=69円台半ば(同3.2%高)となっている。

 主要な暗号資産は下げ渋っている。ビットコインは8日午前中に再び5万5000ドルを割り込んだあと、午後にかけては買い戻しにより下げ幅を縮小。夕方には5万7000ドル台後半まで値を戻す場面があったが、その後は戻り売りに上値を抑えられている。直近では、5万8000ドルに接近すると失速する一方、5万6000ドル割れでは下げ渋る傾向にある。

 ドイツ政府が8日夜に3000BTC以上を送金したと報じられている。報道によると、過去24時間でドイツ政府が移動させたBTCの総量は1万を超えるという。売却が目的として、マウントゴックスによる弁済開始などと併せて、需給悪化を懸念した売りが上値を圧迫しているとの見方がある。

(イメージ写真提供:123RF)