デジタルX、オーストラリアで2番目となるビットコインETFの認可を取得(再掲)

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 ブロックチェーンに特化した資産運用会社デジタルXは、ビットコイン(BTC)現物ETF(上場投資信託)を立ち上げるために規制当局の承認を取得した。

 これによりデジタルXは、ヴァンネックに続き、ASX(オーストラリア証券取引所)でビットコインETFを提供する2番目の企業となる。

 同社の8日の発表によると、「デジタルXビットコインETF(BTXX)」は現地時間の7月12日午前10日に上場する予定だ。

●デジタルXにとって「重要な分岐点」

 デジタルXのリサ・ウェイドCEO(最高経営責任者)は、BTXXの承認を「重要な分岐点」と評している。

 「この現物ビットコインETFをオーストラリア市場に提供できることを嬉しく思う。これは私たちのビジネスにとっても、オーストラリアのデジタル資産投資市場にとっても重要な分岐点となる」

 同氏は、BTXXがASXの顧客に規制された流動性の高いファンド構造を通じてビットコインへの直接アクセスを提供すると述べた。

 BTXXの立ち上げにあたり、デジタルXビットコインは投資運用会社のK2アセット・マネジメントと提携した。同社はETFの責任法人および発行者として機能する。

 また、デジタルXは暗号資産(仮想通貨)に特化した投資会社3iQと協力し、国内外での商品の販売促進を行う。

 今回の動きのわずか3週間前となる6月15日、ASXはヴァンネックの現物ビットコインETF承認していた。同ETFは同月20日に取引が開始された。

 ヴァンネックのビットコインETF(VBTC)の取引初日の出来高は130万と控えめであった。ちなみに、米国の9つの現物ビットコインETFの取引開始後10日間の1日平均出来高は4億5000万ドルだった。

 ブルームバーグの4月の報道によると、オーストラリアの資産運用会社であるベータシェアーズも、ASXでのビットコインETF立ち上げを目指しているという。

●デジタル資産商品への資金流入

 一方で、デジタル資産投資商品には多額の資金が流入している。

 デジタル資産・フィンテック投資事業を展開するコインシェアーズによると、マウントゴックスとドイツ政府の売り圧力による最近の価格低迷を投資家が買いの好機と受け止めたことで、総額4億4100万ドルが流入している。

 ETP(上場取引型金融商品)の取引高は79億ドルと比較的低水準にとどまったが、これは夏季に取引高が減少するという季節的な傾向によるもので、デジタル資産投資商品への資金流入は引き続き堅調であった。

 しかし、信頼できる取引所の市場全体におけるETPへの参加率は17%低かった。

 オーストラリアの暗号資産取引所は、過去数年間において所有率と導入率で大きな成長を遂げている。

 報じられている通り、オーストラリアの暗号資産所有率は17%で、世界平均の15%より高い。

 注目すべきは、オーストラリアで暗号資産に対する監視の目が強まっていることだ。

 23年5月、暗号資産取引所バイナンス・オーストラリアは、第三者サービスプロバイダーの決定により、豪ドルの入出金ができなくなると発表した。

 7月には、ASIC(オーストラリア証券投資委員会)の職員がバイナンス・オーストラリアの事務所を捜索した。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/australia-approves-second-spot-bitcoin-etf.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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