ゴールドマン、4億1800万ドル相当のビットコイン現物ETFを保有
SEC(米証券取引委員会)に最近提出された13F書類で、銀行大手のゴールドマン・サックスが大量のビットコイン(BTC)現物ETF(上場投資信託)を保有していることが明らかになった。
同社の第2四半期報告書によると、同社は現在4億1800万ドル相当のビットコイン現物ETFを保有している。その内訳は、iシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)で2億3860万ドル、フィデリティのビットコインETF(FBTC)で7950万ドルとなっている。
また、インベスコ・ギャラクシー・ビットコインETF(BTCO)を5610万ドル、グレイスケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)を3510万ドル保有している。
ゴールドマン・サックスのビットコイン保有から、ブラックロックのIBITが機関投資家の間で非常に人気であるということがわかる。報道によると、第1四半期において、ブラックロックが運用するETFの純流入の約5分の1がIBITに流入している。
ETFストアのネイト・ジェラチ社長は、IBITは「24年に約205億ドルの資金を集めた」と述べている。
トレードウェブの株式部門グローバルヘッドであるアダム・グールド氏によると、ビットコイン現物ETFの登場から数カ月後、これらETFの価格を決定し、そのエクスポージャーを得ようとするマーケットメーカーや機関投資家が一斉に集まったという。
「トレードウェブのプラットフォームでは、ブラックロックのIBITの1日平均出来高は最初の6ヶ月で420万ドルに達した」と同氏はブログで述べた。
●ゴールドマン・サックス、暗号資産を信じていない
ビットコインETFの大量保有が明らかになったゴールドマン・サックスだが、同社はこれまで暗号資産(仮想通貨)に無関心だった。同社は当初、顧客がこれらの資産クラスに興味を持っていないとして、暗号資産に懐疑的な姿勢を示していた。
同社のウェルス・マネジメント部門の最高投資責任者であるシャルミン・モサヴァー・ラーマニ氏は4月のウォール・ストリート・ジャーナルとのインタビューで、「投資資産クラスとは考えていない。私たちは暗号資産を信じていない」と語った。
さらに同氏は、ゴールドマン・サックスの顧客は同氏のチームが暗号資産を批判していることをよく知っており、暗号資産に進出することについての質問はないと述べた。
しかし、他の金融大手はこの新興業界を模索している。例えばシティブループは、資本市場を再構築するため、アバランチを利用してプライベート・エクイティ・ファンドのトークン化を探っていると発表した。
(イメージ写真提供:123RF)
https://cryptonews.com/news/goldman-sachs-holds-418m-in-bitcoin-spot-etfs.htm
This story originally appeared on cryptonews.com.
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