ハリス米副大統領、暗号資産投資への支援を約束（再掲）
米副大統領で民主党大統領候補者のカマラ・ハリス氏が、暗号資産（仮想通貨）などの「革新的技術」を奨励すると約束した。
同氏は、デジタル資産について初めて公にコメントし、業界の利益を守ると誓った。
マンハッタンのチプリアーニ・ウォール・ストリートで２２日に開催された資金調達パーティで演説したハリス氏は、イノベーションの強化に焦点を当てた暗号資産やＡＩ（人工知能）の支援を訴えた。
ブルームバーグの報道によると、カマラ・ハリス氏は、労働者、中小企業、起業者、イノベーター、大手企業を結びつけることも約束した。
「私たちは、米国の未来に投資し、米国の競争力に投資するために協力する。ＡＩやデジタル資産等の革新的技術を奨励しつつ、消費者と投資家を保護する」
カマラ・ハリス氏はさらに、「機会の経済」という同氏のビジョンの一環としての規制の取扱いについて、さらなる洞察を提供した。また同氏は、一貫したルールを備えた「安全なビジネス環境」の構築も強調した。
「半導体、クリーン・エネルギー、その他の未来産業に投資し、不要な官僚主義を取り除く」と同氏は付け加えた。
２２日にマンハッタンで行われたこの資金調達パーティでは、２７００万ドルが調達された、とブルームバーグは述べた。選挙運動関係者によると、これはカマラ・ハリス氏が選挙運動を開始して以来、単一のイベントでは最大の金額だという。
●カマラ・ハリス氏、暗号資産への支持広げる
暗号資産業界のリーダーらは９月、カマラ・ハリス氏の暗号資産に対する姿勢に影響を及ぼすため、同氏を支援する資金調達パーティを企画した。
ファイブサーティエイトのデータによると、ハリス氏は現在、世論調査でトランプ氏をわずか２．９％リードしている。ジョー・バイデン大統領が大統領選から離脱した後、ハリス氏は９月以来このリードを何とか維持している。
２２日のイベントは物価上昇の抑制に重点を置いたものだったが、ハリス氏の選挙運動は、最近の複数の企業の破綻を受けた、暗号資産と同業界保護への同氏の関心を示している。
既報の通り、ヘッジファンド・マネージャーのアンソニー・スカルムッチ氏は、暗号資産政策に対するカマラ・ハリス氏の姿勢を称賛した。同氏は、ハリス氏は暗号資産について正しい方向を向いていると述べ、そのデジタル資産政策について楽観的な見方を示した。
（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）
This story originally appeared on cryptonews.com.
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