上場企業Samara、ビットコインの買い増しを計画 最大49億円調達で一部利用へ
●ビットコイン買い増し計画
ドイツ証券取引所が開設した株式の電子取引所Xetraに上場する投資企業Samara Asset Group(以下、Samara)は14日、最大3000万ユーロ(約49億円)の社債を発行して私募で販売する計画を発表した。
発行は金利など市場の状況に依存するが、調達する資金は暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)の購入や多様化したポートフォリオの拡大に使用すると説明。同社は、企業のメインの財務準備資産としてビットコインを保有している。
Samaraは、Galaxy Digitalのマイケル・ノボグラッツCEOらが共同創設した投資企業。SamaraのCEOはパトリック・ローリー氏が務めている。
ローリー氏はXに15日、同社が現在およそ421BTCを所有していると投稿。そして、社債を発行して、2025年には1000BTC超を所有できるようにしたいと述べている。
https://x.com/Patrick_Lowry_/status/1845846303986630903
また、別の投稿では、同社は何年も売却せずに長期保有して「HODL戦略」を貫いてきたと説明。そして「可能かはわからないが、マイクロストラテジーのマイケル・セイラー会長と同じぐらいビットコインの所有量を増やすことが夢である」としている。
https://x.com/Patrick_Lowry_/status/1845736605144805404
企業のビットコイン戦略
現在、上場企業で最もビットコインを所有しているのが、セイラー氏のマイクロストラテジー。同社は先月の買い増しによって、所有量が25万2220BTCまで増加した。
また、企業がビットコインを保有する動きは日本にも波及している。最近日本で注目を集めている企業はメタプラネット。同社は先週、2回もビットコインを買い増しした。
企業にとってビットコインはインフレ・為替ヘッジになりうるだけでなく、ビットコインを利用した派生事業を展開し、新たな収益源を創出しようとする動きも見られている。
(イメージ写真提供:123RF)
CoinPostに掲載された記事を、許可を得て転載しています。
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