テラ・ブロックチェーンに関するド・クウォン氏の新プランが「最終版」となり、投票へ

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 アルゴリズム型ステーブルコイン無しの新たなブロックチェーンを作ることでテラ(LUNA)エコシステムを復活させるプランが、テラフォーム・ラボの共同創業者兼CEO(最高経営責任者)であるド・クォン氏によって「最終版」に指定され、投票にかけられている。

 ド・クォン氏によるこの復活プランでは、独自のネイティブトークンを備えた新たなブロックチェーンを作ることで、旧チェーン上でテラを保有・ステーキングしている人々や、同氏が「残りのテラUSD(UST)保有者」や「不可欠なアプリ開発者」と呼ぶ人々に、新トークンがエアドロップされる。

 このプランによると、旧テラ・ブロックチェーンは「クラシック」チェーンとして存続し、現行のテラはルナ・クラシック(LUNC)と名付けられる。新チェーンは「テラ」、そのトークンはルナ(LUNA)と呼ばれることになる。

 この提案は現在、タイトルに「[改定版&最終版]」と付け加えられている。

 ド・クォン氏はUTC(協定世界時)12時5分にツイッターで、テラ・ステーションのテラ保有者の間でこの提案を投票にかけていると述べた。同氏はその後、「声を上げて投票してほしい。この未来には期待しており、コミュニティと共に再建することを楽しみにしている」とツイートした。

 UTC13時時点では、4300万テラ強がこの提案に賛成し、1190万テラが「拒否権を持って反対」に投票している。賛成票は全投票の78.3%を占めている。この投票は7日間で終了する。

 この新たな提案では、新トークンのうち45%が攻撃前のテラ及びテラUSD保有者に、30%が5月27日時点でのテラ及びテラUSD保有者に、25%がステーキングされた運営が管理するコミュニティプールにエアドロップ(無料配布)される。

 テラ向けのDeFi(分散型金融)プラットフォームであるネクサス・プロトコル(PSI)は既にこの最終案を支持しており、ツイッターで「テラの未来を信じる」と宣言している。

 UTC18日10時30分時点で、テラは1LUNA=0.00018ドルで取引されており、24時間で3%下落している。一方、破綻したステーブルコインのテラUSDは1UST=0.094ドルで取引されており、1日間ではほぼ値動きしていない。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/do-kwons-plan-for-new-terra-blockchain-becomes-final.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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