ハッカーが「SNSのデータ流出」を利用し、90人の被害者から66万ドルの暗号を盗み出す=韓国

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 韓国ソウルの警察は、人気ソーシャルメディアネットワークから取得したデータを使用して、約66万ドル相当の暗号資産(仮想通貨)を盗んだ可能性がある証拠を発見したとして、30歳の男を逮捕・起訴した。

 男性はインターネット大手ネイバーが提供しているグループチャットサービス「ネイバーバンド」のチャンネルで流出した暗号資産ウォレットと交換所のログイン詳細を含む個人データの大量のキャッシュメモリを取得していたようだ、と世界日報は報道した。

 男性は約90人からトークンを盗んだと思われ、一人は40万ドル以上を失ったと警察は話している。

 グループ管理人が間違って大量の個人詳細を投稿に記載し、短い期間誤って公開されていたことにより、情報は偶然流出したようだ。

 男性はパスワードをハッキングするために、このデータを利用し、5カ月にわたり、同グループの暗号資産ウォレットにアクセスしていたと思われる。男性は1月にハッキングを開始し、逮捕される5月中旬まで続け、同プラットフォームや別のところでさらにインターネット検索し、被害者のデータを収集していたと警察は話している。

 警察は今週、検察当局に事件を送検する前、男性宅に突入し、尋問のために男性を逮捕したと警察は話した。

 情報提供を得た後、警察は行動に移ったと話した。男性は特定経済犯罪加重処罰法の下、コンピュータ不正行為違反で起訴された。検察は男性を告訴するかどうかを決定し、男性は刑罰か正式裁判に直面する。

 暗号資産関連犯罪は同国で増加していると警察は以前述べ、最近発表されたデータは21年、全国で約9000人が暗号資産詐欺師、泥棒の被害に遭ったと報告されたと示している。18年には、たった388人であったと警察は話した。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/hacker-used-social-media-data-leak-to-steal-usd-660k-in-crypto-from-90-victims-police.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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