ジム・キャリー氏、初のNFT購入で「自然による絶え間なく続く再生」に投資

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 数々の芸能界のスターが、クリプトパンクスやボアード・エイプスを自身のNFT(非代替性トークン)コレクションに加え、ゴブリンが市場で最も人気を集める中、ハリウッドのスーパースターであるジム・キャリー氏は、写真家ライアン・クープマンス氏とスウェーデン人アーティストのアリス・ウェクセル氏が制作した作品に自身初となる投資を行い、NFTの世界に足を踏み入れた。

 カナダ系アメリカ人のコメディアンであり、ゴールデングローブ賞を2度受賞しているキャリー氏は、作品の芸術的価値、特に自然と絶え間なく続く再生を形にした、その卓越した手法に魅了され、NFTの購入を決めたとツイート。

 「この作品は私を止めた。ジェームズ・ジョイスは良いことだと言った。自然の優美さと絶え間ない再生をとらえてくれたライアン・クープマンスに感謝している。ところで、これは私が初めて購入したNFTだ」と述べた。

 キャリー氏は、NFTマーケットプレイス「スーパーレア」のムーンペイサービスを利用して、20イーサリアム(ETH)で同作品を購入(当時1ETH=3万9500ドル)。

 同氏が購入したNFT「Devotion」は、ジェネシスプロジェクト「The Wild Within」の一作品。プロジェクトのウェブサイトによると、クープマンス氏とウェクセル氏によるこの作品集は、ソビエト時代の廃墟に新たな生命を吹き込むためにデザインされたものだという。

 ウェブサイトでは、「実世界の物理的空間をベースに、デジタル領域への再生が制作された」と説明している。

 ジョージアのツカルトゥボという町は、ソビエト連邦時代に「治癒の水と豪華な療養所」で知られる健康保養地として栄え、1940年代から1980年代にかけて、ジョセフ・スターリン氏やロシア・モスクワの高官など、数千人もの人々が訪れたという。

 1991年のソ連崩壊後、建物は放置され、それ以来は徐々に朽ち果てていった。

 ウェブサイトによると、クープマンス氏は数年にわたりこの地域を訪れ、廃墟を探索し、その空間を撮影。その後、アリス・ウェクセル氏と協力してデジタルに植物を表現し、光や構造の操作、エリック・トーミ氏による音響の追加、シーンのアニメーション化などを行い、「空の空間をよみがえらせ、部屋に命を吹き込ませた」という。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/for-his-first-nft-jim-carrey-skips-punks-apes-goblins-goes-for-natures-relentless-reinvention.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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