暗号資産の冬は22年が終わる前に終了―韓国コルビットが考察

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 暗号資産(仮想通貨)の冬は会計年度が終了する前に終わるが、その間、FRB(米連邦準備制度理事会)の米経済強化の試みは暗号資産市場に影響を与え続けると考えられる、と韓国の研究者は話している。

 この調査は国内交換所コルビットが行い、毎日経済新聞が報じた。低価または停滞気味のビットコイン(BTC)とアルトコイン価格という特徴がある「長引く」暗号資産の冬は何カ月も続く可能性があるが、現会計年度の第4四半期の終わりまでにようやく終わりを迎える、と同交換所の研究部は予想した。

 研究者は過去の暗号資産の冬の傾向を考察し、18年後期に開始した下落との関係を例に取った。

 コルビット研究部の責任者Jeong Seok-moon氏の話が伝えられている。

 「現在の市場低迷は18年終盤から19年初期に市場が経験した『第3暗号資産の冬』と似ている」

 FRBが金融政策を「厳しくした」ことが18年後半の下落の口火となったとJeong氏は意見を述べた。今回の下落は「暗号資産市場の内部要因が引き起こした第1・第2暗号資産の冬とは違う」とJeong氏は話した。

 したがって、暗号資産市場回復の「時期の予想はFRBが金融政策姿勢を変える時期」の予想に注意を支払うべきだ、とJeong氏は付け加えた。

 コルビットの研究者は22年第2四半期の間にインフレは「徐々に緩和する」と主張し、ISM製造指数の前向きなニュースとともに、第4四半期に「変化」が起こると予想している。

 コルビットの競合ビッサムの研究者も同意した。おそらくFRBの利上げ政策は長続きしないというビッサムの研究部責任者Lee Mi-sun氏の話を韓国経済新聞は引用した。FRBはおそらく暦年が終わる前に再び利下げを開始するとLee氏は説明した。Lee氏は次のように結論付けた。

 「BTC価格は暦年の下半期に底値に達し、年の終わりが近づくにつれ、安定化の兆候を見せるだろう」

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/crypto-winter-will-end-before-2022-is-out-korbit.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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