BTCマイニング難易度、過去12カ月間で最大の下落

80277626_s.jpg

 ビットコイン(BTC)マイニング難易度が、過去1年間で最も大きく下落し、この厳しい暗号資産の冬の時代においてマイナーが収益性を高める助けとなっている。

 マイニング報酬を得るための競争の激しさを示すビットコイン・マイニング難易度は、21日に5%低下し、22年3月中旬以来の水準である27.69Tとなった。

 注目すべきことに、難易度が前回この割合に近い下落をしたのは21年7月18日で、当時の難易度は13.67Tだった。その2週間前には、ビットコイン・ネットワークの歴史上未だ最大の下落である28%近い暴落が生じていた。

 今回の調整で下落は3回連続となった。最後に上昇したのは、マイニング難易度が史上2番目に高い30.28Tとなった6月上旬の1.29%だった。難易度の史上最高値は5月中旬の31.25Tだ。

 ネットワークの計算力を示すハッシュレートは、2週間前に行われた前回の難易度調整から低下した。ビットインフォチャーツ・ドットコムのデータによると、この期間におけるハッシュレートの7日間移動平均は7%超減少している。

 一方、ビットコインが上昇したため、ビットコイン・マイニングの収益性は同じ期間に13%増加した。

 バイトツリーのデータによると、過去1週間でも過去3カ月間でも、マイナーは新たに生成したビットコインを保有するよりも使用している。

 これら全ては、極めて厳しい暗号資産の冬の間に生じていることだ。UTC(協定世界時)18時51分時点で、ビットコインは1BTC=2万2846ドルで取引されており、1日間では4%下落、1週間では13%上昇している。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/bitcoin-mining-difficulty-sees-its-biggest-fall-in-12-months.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

ランキングページ
ビットコイン詳細ページ
イーサ詳細ページ
XRP詳細ページ
ICOレーティングについて