暗号資産取引所フォビ、オーストラリアで運営可能に

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 セーシェルに拠点を置く暗号資産(仮想通貨)取引所フォビは最近、AUSTRAC(オーストラリア金融取引報告・分析センター)への登録に成功し、オーストラリアでの商業権を取得した。同社のツイッターアカウントが、このAUSTRACによる承認について明らかにしている。

 フォビはすでに、香港や韓国、日本などに展開している。18年8月には、正式に香港の上場企業となった。フォビは1つの企業として、世界中で国際的な影響力を発展させ、成長させることに粘り強く取り組んできた。同社は最近、中南米を拠点とする暗号資産取引所Bitexを買収し、同地域での影響力を高めている。

 フォビ・グループは、18年に米国市場参入を図った。しかし、それは長くは続かず、19年12月に規制上の問題から米国市場を撤退。フォビ創設者のデュ・ジュン氏によると、フォビは米国市場にしっかりとコミットしていなかった上、米国での経営体制も整っていなかったという。しかし、中国における暗号資産企業に対する取り締まりの直後から、米国市場への再参入を計画している。

 中国での取り締まりの結果として、フォビが従業員を30%以上削減するといううわさもある。

 フォビは、中国で暗号資産関連の資金移動が禁止されたことで、中国アカウントを停止した。その結果、21年9月から12月にかけて、利益のほぼ3分の1を失うことになった。同年5月に最初の取り締まりが行われた後、フォビは従業員の中国からの海外移転を加速させている。

 フォビは、隣国のニュージーランドでも、「ニュージーランド会社登記局」として知られる金融サービスプロバイダー登録簿に登録し、取引サービスを提供する許可を受けている。

 フォビ・グループとは別の香港上場子会社であるフォビ・テクノロジーは、現地子会社を通じてネバダ州の信託ライセンスを取得している。ただし、フォビ・テクノロジーとフォビ・グループの創設者は共にレオン・リー氏である。21年11月には、フォビ・グループはアジア太平洋地域の本社をシンガポールに置くことも正式に発表している。

(イメージ写真提供:123RF)

https://www.coinspeaker.com/huobi-operate-australia/

This story originally appeared on Coinspeaker.

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