NFT回収の過半数がイーサリアムをシステムに再投資―分析会社が調査

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 ブロックチェーンデータおよび分析プラットフォームであるナンセンのレポートによると、22年上半期において、市場参加者はイーサリアム(ETH)ブロックチェーン上でのNFT(非代替性トークン)のミントに約27億ドル相当となる96万3227イーサリアムを費やし、調達された暗号資産(仮想通貨)の50.7%はNFTプロジェクトに留まり、残りは特定の企業に属さないウォレットに渡った。

 一方、調達されたイーサリアムのうち特定の企業に属さないウォレットに移った量は、11カ月前の52.3%から45.7%に減少した。

 ミントを通じてイーサリアムを調達したNFTコレクション上位5つは、合計で約8万1364イーサリアムを調達したとナンセンは述べた。これは分析期間中に全プロジェクトが調達したイーサリアム総額の10.3%と推定されている。

 ナンセンによると、ミントに参加しているユニークウォレット数の増加と共に、同じ期間中のウォレットごとの平均ミント数も1ウォレット当たり3.65ミントと若干拡大していることが確認された。これは前回報告された平均3.16ミントから増加している。

 「調査期間の間に計2万8986種のNFTコレクションが展開された。これらのプロジェクトは合計で83万3641イーサリアムを調達した。興味深いことに、これらのコレクションの半数強はフリーミント・プロジェクトで」その割合は51.6%だったと同社は述べた。

 ナンセンによると、プロジェクトの調達額の中央値は1.43イーサリアム、平均値は59.4イーサリアムだった。

 ナンセンでリサーチ・アナリストを務めるルイーザ・チョウ氏は、「ユニークウォレットアドレス当たりの平均ミント数が増加しており、NFT市場のミント部門は健全さを保っているという結論を維持する」と述べた。

 「NFTコレクションが1次販売収入をNFTに再投資しているオンチェーンの証拠は、この市場のビルダーとクリエーターが自分たちのプロジェクトの長期的な影響に目を向け、成長を支援する決断を下していることを示している」とチョウ氏は付け加えた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/majority-of-nft-collections-reinvest-ethereum-back-into-system-nansen.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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