ロシアの銀行は「24年までにデジタルルーブルの取り扱いを開始」

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 ロシアの商業銀行は向こう2年以内にデジタルルーブルを取り扱う準備をするよう中央銀行に命じられており、同国の中央銀行デジタル通貨(CBDC)の登場が近づいてきているようだ。

 ロシアの中銀であるロシア銀行が8月11日付けで発行した文書によれば、ルーブルのデジタル版は早くて23年に個人と企業間の決済で利用可能となる可能性があるという。

 一方、24年までにロシアCBDCは金融機関とデジタルルーブルプラットフォームを接続し、「スマートコントラクトを利用した多くの決済オプションと取引を増加させる」ために利用されるとしている。

 ロシア銀行は、25年までにノンバンク金融機関と交換所が新デジタル通貨のユーザーとして参加することを望んでいる。

 中銀では、現在利用可能な方法と比較して、CBDCは決済と取引の費用を削減すると見込んでいる。

 進行途中の失敗を避けるために、展開は段階的に注意深く行うと文書で強調している。

 「デジタルルーブル導入の段階的な過程は市場参加者に新たな状況に順応する機会を与える」と文書に記載されている。

 現地ニュースCNewsによれば、同プロジェクトの目的のひとつはインターネットアクセスが限られた地域を含め、ロシアの遠隔地で金融サービスの利便性を向上させることだ。また、中銀はロシア経済の競争力強化を望み、外国為替運営のために、ロシアと海外中央銀行間が協力する計画があるとCNewsは記している。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/russian-banks-start-handling-digital-ruble-by-2024.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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