オンライン商取引大手メルカド・リブレはブラジルでイーサリアムのコインを市場に投入

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 中南米オンライン商取引大手メルカド・リブレはブラジルでメルカド・コインという名前の独自の暗号資産(仮想通貨)を展開している。

 しばしば、中南米地域でアマゾンに匹敵すると宣伝されている同社の一連の上昇傾向にある暗号資産関連の最新の動向である。21年、同社は決済手段としてビットコイン(BTC)の受け取りを開始した。そして、22年1月、同社は同地域最大の暗号資産交換所プラットフォーム2社のメルカド・ビットコインとパクソスに投資した。

 また、同社は暗号資産交換所とウォレット機能を特色とするメルカドパゴという名前のフィンテック部門を運営している。8月、BTC、イーサリアム(ETH)、ステーブルコイン取引機能の幅を拡張すると同社は述べた。

 現在、同社はETHブロックチェーンに構築されたECR20トークンの独自のコインがある。当初、同社はメルカド・コインをロイヤルティ・ボーナスとして利用するつもりであったようだが、同社はコインを本格的な暗号資産として取り扱い、メルカドパゴで取引できるトークンとして上場する。「今のところ」同エコシステム外の大規模交換所にコインを上場することは望んでいないと同社は述べたが、理論的に見て、メルカド・ビットコインとパクソスとの提携は後にそれを可能とする。

 同社はコインの構築のために、別の暗号資産交換所、アルゼンチンのリピオと提携した。

 ブルームバーグLÍneaとロイター通信によれば、コインはまず0.10ドルと見積もられるが、「市場の変動を受け入れる」。

 8月18日、同社は50万人のブラジル人顧客にコインの入手を許可したが、8月末までに、同国で8000万人の顧客全員が全面的なアクセスを享受することを見込んでいる。

 メルカド・コインの中南米の他国への拡大をいつ望むかは「未定である」と同社は説明していると伝えられた。

 メルカド・リブレはコインを「エコシステム」内で、「ユーザーの行動に報酬を与える」方法と呼び、大口客はさらなるコイン報酬を受けると付け加えた。

 メルカド・コインはオンライン商取引プラットフォームの「ロイヤルティ・プログラム」を「さらに強化する」と同社の設立者かつCEO(最高経営責任者)マルコス・ガルペリン氏はツイッターに記載し、同社は「中南米で金融包括を民主化するための新たな一歩を進んでいる」と話した。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/e-commerce-giant-mercado-libre-debuts-an-ethereum-powered-coin-in-brazil.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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