暗号資産規制での許可と禁止など話題のニュース総まとめ

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●法関連ニュース

 ・シンガポールに拠点を置く暗号資産(仮想通貨)貸借業者のホドルノートは、破産に関する最新情報として、シンガポール司法長官とシンガポール警察との間に「係争中の手続き」があることを明らかにした。さらに、同社は「支出を削減するために」従業員の80%、つまり「約40人の従業員」を解雇したと発表した。

 ・セルシウス(CEL)の破産について、連邦管財官は、セルシウスがマイニング事業についての詳細を明らかにしなかったとし、検査官を任命するよう求めていると、マーケット・ウォッチが報じた。連邦管財官は、セルシウスの経営陣がプラットフォームの流動性不足に関与した恐れのある部分を調べる必要があると主張した。セルシウスの無担保債権者委員会はこの動きに懸念を示し、意義のある利益を提供することなく、コストを引き上げるだけだと訴えた。

●CBDC関連ニュース

 ・ナイジェリア中央銀行のゴッドウィン・エメフィーレ総裁は、ナイジェリアのCBDC(中央銀行デジタル通貨)であるeNairaが、21年10月の導入以降、40億ナイラ相当(940万ドル)の取引に利用されたと明らかにした。eNairaアプリは84万回ダウンロードされ、現在のアクティブウォレット数は27万個であるという。

●メタバース関連ニュース

 ・22年のVMA(MTVビデオ・ミュージック・アワード)で、「ベスト・メタバース・パフォーマンス」という部門が追加された。BTS、ブラックピンク、アリアナ・グランデ、チャーリー・XCX、トゥエンティ・ワン・パイロッツの6組のアーティストがノミネートされている。

 ・アフリカが「Ubuntuland」というライブメタバースを獲得し、その中で3DVR(仮想現実)体験することができるとAfricarareがクリプトニュースに共有したプレスリリースで述べている。Africarareは、12×12区画の土地(144区画の仮想不動産)を確保し、6×6区画の土地を獲得したオーストリアのWDL(ワールドデータラボ)とともに、その認知度を確立していく。WDLは、仮想不動産を利用して、「アフリカの生活の質を向上させ、大きな影響力を持つトピックの認知度を高めていきたい」と述べている。

●規制関連ニュース

 ・SARB(南アフリカ準備銀行)は、国内の銀行が暗号資産サービスプロバイダーに関連する「資金への窓口として機能する」ことができ、銀行口座での「暗号資産の購入、あるいは暗号資産の売却による法定通貨支払いの受け取り」を希望する顧客に対して、役割を果たすことができるとする新たなガイドラインを発表した。

 ・フィリピン中央銀行は警告文を発表し、未登録、あるいは海外に拠点を置くVASP(サービス提供業者)と取引を行わないよう国民に「強く促した」。登録されているVASPは現在19社である。

●取引所関連ニュース

 ・英FCA(金融行為規制機構)に登録されている暗号資産カストディ企業であり、EQONEXグループの傘下のDigivaultは、BNBチェーンのサポートを追加した。これによりクライエントは、BNB(バイナンスコイン)、BUSD(バイナンスUSD)、BEP20(バイナンス・スマート・チェーン)トークンなど、BNBチェーン上で運用されている資産をDigivaultアカウントで保有することができるようになった。

 ・オーストラリアの暗号資産取引所Swyftxは、ブログ投稿で「難しい決断」と表現した動きの中で、21%の人員を解雇すると発表した。「20年以上ぶりの国内インフレのレベル、金利上昇、すべての資産クラスにわたる非常に不安定な市場、世界的な不況の可能性など、不確実なビジネス環境での運営」によって、74人が職を失ったと説明している。

 ・シンガポールに拠点を置く暗号資産取引所BHEX.SGは、MAS(シンガポール金融管理局)から「標準決済機構ライセンス」を取得したと発表した。

●マイニング関連ニュース

 ・日本の大手金融サービスプロバイダーであるSBIホールディングスは、ウクライナでの戦争が市場全体の不確実性を生み出しているとして、シベリアでのマイニング事業を停止すると発表した。ブルームバーグの報道によると、この動きは西隣ウクライナに侵攻したロシアに対する制裁と関連している。

●決済関連ニュース

 ・フィンテック企業リップルは、リップルネットのODL(オンデマンド流動性)製品をブラジルに導入するため、現地銀行トラベレックスと提携した。プレスリリースによると、この提携により、トラベレックスは中南米で初めてリップルのODLを利用する銀行となり、外国為替業務に特化する最初の銀行として登録・承認された。

●DeFi関連ニュース

 ・デジタル資産カストディのコッパーは、DeFi(分散型金融)をサポートするために、ソラナ(SOL)ブロックチェーンと統合したと発表した。この統合により、顧客はソラナのdapp(分散型アプリケーション)に接続できるようになり、コッパーコネクトのMPC(マルチパーティ計算)技術の保護下で取引できるようになる、と同社は説明している。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/hodlnaut-swyftx-lay-off-staff-usd-9m-carried-out-in-enaira-mtvs-best-metaverse-performance-crypto-green-and-red-regulatory-lights-more-news.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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