FBIがDeFi投資家に推奨する事柄
サイバー犯罪がDeFi(分散型金融)分野をますます傷つける中、米FBI(連邦捜査局)は投資家とプラットフォームに対してこれらのリスクについて警告するための措置を講じており、犯罪者に資産を奪われることを防ぐための一連の予防策も推奨している。
「サイバー犯罪者がDeFiプラットフォームを管理するスマートコントラクトの脆弱性を悪用して暗号資産(仮想通貨)を盗み、投資家が資金を失う事例が増えている。サイバー犯罪者は、暗号資産に対する投資家の関心の高まりや、クロスチェーン機能の複雑さ、オープンソースというDeFiプラットフォームの性質に付け込もうとしている」とFBIは述べた。
これを念頭に、FBIは投資家に対し、資産を守るために次の措置を講じることを推奨した。
・投資を決める前にDeFiプラットフォーム、プロトコル、スマートコントラクトに対する徹底的な調査を行い、そうした投資に特有のリスクを認識すること
・選択したDeFi投資プラットフォームが外部監査人に依頼したコード監査を1回以上実施していること
・参加時間が極めて限られ、スマートコントラクトの展開が速く、特に推奨されるコード監査を受けていないDeFi投資プールには注意すること
・脆弱性の同定とパッチ作業に関するクラウドソースのソリューションについての潜在的リスクを認識すること
FBIは同時に、DeFiプラットフォームに対して次の予防策を講じるよう警告した。
・リアルタイムの分析とモニタリング、厳格なコード試験を行い、脆弱性の速やかな特定と疑わしい活動の兆候への対応を可能にすること
・スマートコントラクトの悪用、脆弱性、その他の検出された疑わしい活動について投資家に警告することを含むインシデント対応計画を策定・実施すること
ブロックチェーン分析会社チェイナリシスの最近のレポートでは、ハッキングや資産盗難を含む暗号資産ベースの犯罪の一部は22年に発生件数が増加していることが示された。同社のアナリストは、その多くがDeFiプロトコルからの資金盗難の増加に起因するもので、21年からその傾向が始まっていたと主張している。
「22年7月までに、サービスへのハッキングで19億ドル相当の暗号資産が盗まれたが、21年の同じ時点では12億ドル弱だった」と同社は述べた。
(イメージ写真提供:123RF)
https://cryptonews.com/news/this-is-what-fbi-recommends-to-defi-investors.htm
This story originally appeared on cryptonews.com.
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