クリプト・ドットコム、チャンピオンズリーグとのスポンサー契約が破談と報道

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 大手暗号資産(仮想通貨)プラットフォームのクリプト・ドットコムは、UEFA(欧州サッカー連盟)との交渉が成立直前に破談となり、チャンピオンズリーグ史上最大級のスポンサー契約から手を引いたと報じられた。

 ウクライナを攻撃したウラジーミル・プーチン政権との関係を理由に、UEFAが3月にロシアの天然ガス企業ガスプロムとの契約を解消した後、ガスプロムに代わりクリプト・ドットコムがスポンサーになる準備を進めていた。この新たな契約は5シーズンにわたって行われる予定で、1シーズンあたり1億ユーロ(1億50万ドル)、合計5億ユーロのコストがかかると業界紙スポーツビジネス・ドットコムは報じていた。

 クリプト・ドットコムは、11月20日に開幕する2022FIFAワールドカップカタール大会のスポンサーを務めるなど、すでに主要なスポーツイベントのスポンサーに関わっている。

 21年、クリプト・ドットコムは世界での知名度を高めるために、マット・デイモン氏などハリウッドの著名人を起用した世界的な広告キャンペーンを実施。このキャンペーンは、約1億ドルの価値があると推定されていた。

 21年11月には、スポーツ・ライブエンターテイメントグループAEGと契約を締結し、NBAチームのロサンゼルス・レイカーズやロサンゼルス・クリッパーズのホームゲームなど、話題のスポーツイベントやショーの開催地として知られるロサンゼルスのアリーナ、ステイプルズ・センターの命名権を獲得した。

 しかし現在、暗号資産取引所はマーケティングや広告への支出を削減する方法を模索しており、マット・デイモン氏やアスリートのレブロン・ジェームズ氏、トム・ブレイディ氏などの著名人を起用した広告が米国のテレビから姿を消したと報じられている。

 テレビ広告測定会社ISpot.tvが取得したデータによると、暗号資産企業は6月、テレビ広告に300万ドルを費やしたが、22年7月に報告された数字はわずか3万6000ドルであり、暗号資産分野が現在いかにテレビ広告への支出に消極的であるかをみることができる。22年7月の数字は、21年1月以降で最も低い月間合計であったことは注目に値する。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/cryptocom-champions-league-sponsorship-falls-through-report.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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