J-POPが暗号資産進出へ、IEOで資金調達したアイドルグループが23年にデビュー

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 J-POPは暗号資産(仮想通貨)に進出する準備ができているようで、日本最大のポッププロデューサーがメタバースで新たな「アイドルグループ」をデビューさせようとしている。このプロジェクトは、IEO(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング)を通じて資金調達を行う予定だという。

 日本の暗号資産とポップの融合を目指す「オーバース」というプロジェクトはプレスリリースで、日本を代表する音楽プロデューサー兼作詞家の秋元康氏と連携し、23年に始動予定のプロジェクトに取り組んでいくと発表。

 秋元氏は、おニャン子クラブ、乃木坂46、AKB48など、J-POP界を代表するアイドルグループを手掛けている。

 秋元氏は1億枚以上のシングルを売り上げ、日本で最も売れている作詞家。女性だけで構成され、チャート上位にランクインするポップアーティストを生み出す同氏の成功は国内でも比類がなく、さらにはアイズワンなどの韓国ガールズグループの結成にも貢献したこともある。

 J-POPと暗号資産の融合は近年増加傾向にあり、オーバースはこのグループのデビューにおいても秋元氏の才能が発揮されるよう期待している。

 秋元氏は、新グループの「総合プロデューサー」を務めるとオーバースは説明している。

 また、プロジェクトはIEOを通じて資金を調達し、グループは「ブロックチェーン技術」と「メタバース」で活動するということだ。

 同社はIEOを「23年初頭」に実施し、23年春にメンバーを選考する予定。同年夏までにメンバーを決定し、秋のデビューを目指している。

 オーバースは以前のプレスリリースで、DMMビットコインと暗号資産スタートアップのコインブックと契約を締結したと発表している。この2社がIEOを実施する予定だが、取引はDMMのプラットフォームで行われるようだ。

 日本の取引所にとってIEOはまだ未知の領域だが、21年に規制当局が同分野のガイドラインを策定したことを受け、複数の企業が今後数カ月の間に暗号資産分野に進出することを望んでいる。

 日本の「アイドル」グループとは、国内の強力なタレント事務所によって募集・管理されているボーイズバンドやガールズグループを指す。「アイドル」スタイルのポップグループは東アジアの音楽シーンを席巻し、韓国のBTSなどは世界のチャートで成功を収めている。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/j-pop-to-go-crypto-with-ieo-funded-idol-group-to-debut-in-2023.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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