アルゼンチン税関職員、暗号資産採掘リグ342台を押収

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 アルゼンチンは違法マイナーの取り締まりを続け、同国の税関職員は暗号資産(仮想通貨)採掘リグ342台を押収した。

 DGA(税関総局)と同国の税務機関AFIP(公共歳入連邦管理庁)が手入れを行ったと国営通信社Télamが報じた。

 ブエノスアイレス港に降ろされる予定であった輸送コンテナ14台にリグが隠されており、唐辛子スプレーのコンテナ、化粧品、サングラス、子ども用のおもちゃ、ビデオゲームのコントローラー、電動牛追い棒、携帯の付属品を含む様々な品物の中に隠されていた、と職員は説明した。

 リグを含め、押収された品物の多くは禁制品として説明され、装置や違法輸入品の合計市場価値は560万ドルであると職員は述べた。

 アルゼンチンで暗号資産リグの輸入は違法ではないが、マイナーと輸入者は購入品を申告し、リグの輸入にかかる税金を支払う法的義務がある。

 AFIPとDGAが港で積み荷を見せているとき、同国のセルジオ・マッサ財務大臣が立ち会っていた。アルゼンチンの「産業利益を守る」ため、同国の法律はある部門で「輸入品を禁止している」とマッサ大臣は説明した。

 また、AFIPの代表カルロス・カスタニェット氏も立ち会っていた。AFIPが同国で暗号資産マイナーを停止している同機関の最近の取り締まりを継続すると同氏は約束した。

 同氏が次のように述べていると伝えられた。

 「私たちには土曜日も日曜日もない。あらゆる場所でAFIPを稼働させていたい」

 一方、「海外取引の透明性に脅威を与えるものすべてを停止し続ける」と税関職員は主張した。

・アルゼンチン:暗号資産採掘取り締まりは速度を増し続ける

 カスタニェット氏が22年8月に指揮を執り始めてから、AFIPは違法暗号資産マイナーに対しけんか腰である。8月以降、コルドバ、ラプラタ、サンタフェ、マル・デル・プラタ州で暗号資産採掘運営を「廃止している」と同機関は主張した。

 10月初旬、AFIPはコルドバで強制捜査し、報道によれば、同機関は「採掘リグ57台と市場価値42万ドルの342のビデオカード」を押収した。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/argentinian-customs-officials-seize-342-crypto-mining-rigs.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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